Story Seller (新潮文庫)
全体的に若い人向けな話だったように思います。
ミステリー系?が多いので、物語に意外性や刺激を求める人はぜひ。
トップバッターでもある伊坂孝太郎さんの作風が好きなら、他にも気に入る作品が見つかるんじゃないでしょうか。
逆に、人物の内面に焦点を当てた正統派の小説が好きな人には合わないかもしれませんね。(何かと謎を残したまま終わる作品が多いので)
個人的に謎の残し方が好きじゃないものが多かったのでこの評価で。
ここに死体を捨てないでください!
「謎解きはディナーのあとで」を読み、著者の作品のファンになりました。
本作は、謎解きシリーズと同じでベースはミステリーで随所に笑い有りというスタイルを、
とっています。
ただ、ミステリーは謎解きシリーズとは違い、短編ではないので
続けて読まないと内容が中々頭に入ってきません。
また、鵜飼という探偵と砂川警部には以前から因縁のようなものが有るようですが、
それは著者の前著を読まない限り、その事実は明らかになりません。
より、本書を楽しむためには、著者のどの作品かわかりませんが、
鵜飼と砂川警部が出てくる前著を読むことをお勧めします。
また、本書のミステリーには、各地形の位置関係が非常に重要になってきます。
それを頭の中で処理するのは結構しんどいです。
扉絵などに地図を挿入してくれれば、読む期間が空いた時にまた話に入りやすい
と思いました。
大島優子写真集 ・ゆうらりゆうこ
竹書房が出したアイドル写真集とは思えないような、アートな作品。例を挙げれば、リトル・モア辺りが版元かと錯覚してしまう。大島優子のファンでないとちょっと不満が残るかも知れません(評者はファンではありませんが、写真集としてはよい出来だと思うので、星4つ)。
全篇ほとんどビキニですが、セクシーなカットは皆無。モデルがすっぴん(?)状態なので、カメラがちょいと得意な仲のいい友達に撮ってもらったようなイメージですかね。タイトルそのままに「ゆうらりゆうこ」な雰囲気に仕上がっております。
というわけで、オカズにしようと考える向きには全くお薦めしません(まず確実に勃たない)。純粋に「写真集」がお好き方のみお求め下さい。
最後に、大島優子のバストの形のよさは特筆モノ。多分本人も自信があるんじゃないかな。
たまゆら 第一巻(初回限定生産)【Blu-ray】
東銀座の上映会にて1〜2話を視聴。
佐藤順一監督いわく、
「ARIAは社会人が未来の自分に想いを馳せるお話」
「たまゆらは学生達が未来の自分に想いを馳せるお話」
ARIAの音楽発注時のイメージは、
「泣きたくなるようなきれいな音楽を」
たまゆらの音楽発注時のイメージは、
「可愛らしく、なつかしい音楽を」
1話は佐藤順一監督脚本、2話は吉田玲子脚本であろう。(連名のため不正確)
2話目は1話目よりもキャラクターが動く印象。
かといって悲しい場面もあり、けいおん!の吉田さんらしい抑えるところは抑えるというような脚本。
東劇のスピーカーはやや高音がきつい印象だった。
自宅でゆっくり観たいと思う。