AZUMI-あずみ- 6 (ビッグコミックス)
物語はかなり速いペースで進行してきて、幕末の有名人も次々と出てきます。でも、これからも出てくるであろう人物達を考えると、『これだけの登場人物をはたして使いこなせるのかな?』と消化不良にならないかと危惧します。あずみには定番の『ああ、またこの人も死んじゃったあ』という展開もあり、心が痛みます。
あずみ 2 [DVD]
北村龍平と金子修介のアクション性の違いがまざまざとわかる仕上がりになってますね。どちらも自己の世界観を持っている監督さんなので、続編ながらほとんど別物の雰囲気で進む映画です。
筋はあって無い様な物。あずみが一人ぼっちになるまでのエピソードみたいなもの。ただキャストは面白かったですよ。
上戸彩ファンは置いといて、石垣、小栗と若手をそろえ、やっぱりなあの栗山千明でこまをそろえ、脇を固めるはベテラン勢なのですが、これが妙に笑える。高島礼子は極妻そのものだし、平幹二朗はいつもの色欲爺さんだし、根岸季衣さんは「ババアゾーン」からきたみたいだし(マイナーネタですみません。笑)、もう演技がハチャメチャキャスト。かの北村一輝がとても普通に見えました(笑)。
まあ欲をかかなければそこそこは楽しめるチャンバラアクションムービーでしょう。(これは時代劇ではないです)
ところでこんなラストで「3」はあるのかなあ。続けて出てくるのは北村一輝と、あとはなぜか遠藤憲一と坂口拓が死んでも死んでも出てくるんだろうなあ(笑)。
あずみ
原作あずみ全巻所持。糞つまらないと思いつつ
DVDあずみや上戸ムックも購入したあずみストの私です。
ゲームは普段一切やらないし、ファミコン時代で知識はストップしていますが、あずみ版元の小学館から出た後略本片手にトライしてみました。
まぁファミコンジャンプの昔から、キャラゲーに良ゲーなし
というのは衆人一致する見解だと思いますし、新品で出てから時間がたっていないのにもかかわらず半額で入手できたあたりでイヤンな予感は漂ってましたが・・・
全体的に安ぶしん。ポリゴンあんまり好きじゃないから
別に3Dでなくてもいいんですけどね。声優が喋るのもアホみたいで好きじゃないし。でも、ロード時間の長さと、ゲーム操作が攻略本を読んで
ないとかなりつかめないというのにはちょっと嫌ですね。回避攻撃とかすごいつかえるのにマニュアルじゃ意味不明だし。
キャラクターの映像化はまぁまぁじゃないでしょうか。少なくとも
北村監督と上戸彩の不愉快な実写版あずみよりは、うまく原作を生かしていると思いますし各ミッションも原作のエピソードを織り込んで適当なバラエティを出せていると思います。
ただ、連斬システムはどうだろね・・・あれ、なしでもいいんじゃないかな。慣れるのに時間がかかる割りにつまんない気がします。
とりあえず私のようなヘボゲーマーでもレベルアップできる
鍛錬モードが使命モードと共有できるのはいいと思います。
あずみ スタンダード・エディション [DVD]
原作のファンなので手に取りました。
原作のファンゆえ、最初はあら探しをするかのように観ていました。
特に、あずみの仲間達の若者のちゃらちゃらした外見・喋り方には、かなりの嫌悪感を感じました。
しかし、観進めていくうち、そういったこともさほど気にならなくなりました。
原作を超えられないこと理解した上で、映画は映画としてのオリジナリティー溢れる演出・脚色ができていたと思います。
残念な点を2つ。
1.原作の中に流れていた、太い1本の筋が失われていたこと。
なぜ、彼等が爺に従い、仲間を殺め、自らの命をも犠牲にする覚悟で任務を遂行しようとしているのかに関しての描きかたが不足しており、劇中での彼等の迷いやためらいが、言い訳がましく、弱さとしてしか受け取れませんでした。原作では、もっと1本の大きな流れ・筋のようなものがあり、彼等は精神的に強く、冷静です。
2.あずみの魅力を、単なる外見的な美しさからだけ捉えているような感がしたこと。
なぜ、皆があずみに惹かれ、あずみに吸い寄せられるように集まってくるのか、それは、強さや外見的な美しさだけに拠るものではありません。
劇中では、あまりあずみのキャラが立っていなかったように思います。
もっとあずみの魅力を前面に出してほしかったです。
役者について
上戸あやに関しては、大変美しい女優ですが、原作のあずみとは容姿のイメージ・雰囲気がかけ離れているようにも思いました。しかし、現時点であずみを演じきれる適齢の役者としては、知名度・演技力・美貌・アクションをする上での俊敏さの点からみて、やはり、上戸あや以外にはなかったのかなと思います。
脇を固めていた役者も魅力的な役者ばかりで、特に、オダギリジョーの美女丸役には驚きました。普段テレビドラマは全く、邦画もあまり観ないわたしにとって、初めてオダギリジョーの演技を見たのですが、素晴らしかったです。
総論として、映画『あずみ』エンターテイメントとしては、大変よくできた作品だと思います。映画館で観ればよかったと思いました。原作と切り離して観たほうが楽しめると思います。