木立のなかに引っ越しました
田舎暮らしについての
色々な風景を紹介するだけの本かと思ったら
結構いろんな意味で参考になる本ではありませんか。
特に最後のほうに書かれている
田舎で暮らすに当たってのアドバイスは
的を射ていて非常に参考になりました。
もちろん、引っ越した後の生活に関してのお話も
非常に面白いんですよ。
例えば「バカ〜」と鳴くカラスに
人間の手の内をすっかりと見透かされていたお話や
飼い主に見捨てられてもなお、人間に対して
優しき心を持ち続けた犬など…
結構心に浸みるお話が多いです。
自然豊かな場所っていいなと
思わせてくれた本でした。
Wの悲劇 [DVD]
私はひろ子さんがデビューした時からファンでした。
彼女は、そこに存在するだけで、絵になる人でしたので、
映画の内容は二の次にして彼女の出演作は毎回見ておりました。
ずっと出ていた角川映画は、自分的には、まあ、普通かなという程度の
物ばかりでしたが、20歳になったひろ子さんが出演されたこの
「Wの悲劇」は初めて彼女が生身の人間に感じられ、一人の女性として
生き様を見させてもらったような気がします。彼女演じる主人公の
決して褒められない行動もなんかけなげに感じられて良かったです。
そしてラストのシーンはいつ見てもジーンときてしまいます。
あの涙は本当に薬師丸ひろ子本人の涙じゃないかと思ってしまいました。
木立ちのなかに引っ越しました (幻冬舎文庫)
田舎暮らしがしてみたいといっても、実際にやってみると大変だと思います。その点高木さんは、田舎の良いところだけをつまみ食いしている感じですね。別荘でずっと暮らしている感じでしょうか。都会の生活と田舎の生活の折衷といった印象です。これじゃないと続きませんよ。対して、はた万次郎氏の「北海道田舎移住計画」はディープな田舎暮らしで、都会人にはとても我慢できないと思います。田舎暮らしを目指す方は一読してはいかがでしょうか。エッセイであり、ハウツー本ではないのであまり参考にならないかもしれませんが。
Wの悲劇 廉価(期間限定) [DVD]
女優の座をめぐる熾烈な舞台。そのドラマは、現実と部隊が重なって妙味を与えてくれます。今見ると薬師丸ひろ子も若いですが、映像の中での現実の芸能レポーターも若々しい。
舞台のラストシーンは、一場面だけでも胸にこみあげて来るものがありますね。これも、薬師丸ひろ子の演技からくるものでしょうか。笑って別れる薬師丸のセリフに、拍手を贈る世良。プロに徹する女優の厳しい姿を感じて、涙が溢れてしまいました。
今や大女優となった薬師丸ひろ子の初期作品で、彼女のために作られた映画ですが、今でも見応えがあります。