エレファントカシマシ 2009年10月24,25日 日比谷野外音楽堂(完全初回限定盤) [DVD]
遂に出ました。ファンにとっては長年の夢であった野音のライブDVDです。
当日のライブがほとんどMCなしで凄い長時間やってくれましたので、2日分を2枚にわけてもほんの少しカットがある
のが残念ですが、中身の素晴らしさといったらありません。初回版のLPサイズの超特大包装にビックリしましたが、
その価値が確かにある作品です。
このバンドに関してはキャラの面白さが立ち過ぎて誤解があるようですが、単純に歌の上手さと叫びの凄さとバンド
のダイナミズムをじっくり堪能してください。もはや世のロックバンドは死に体であるという話はこの人たちに限っ
ては当てはまりません。情感溢れる歌い回しとのびやかな声に歌手としての純粋な能力の高さもハッキリと記録され
ています。
特典DVDのファイティングマンの過去映像とのミックスはかなり面白いです。ああ、石橋を叩いてないね、って感じ
です。滅多に見れない貴重な姿も映されてしまっています。あとはリッスントゥザミュージックのリハでの弾き語り
と素のインタビューです。ファンは絶対初回版を、そうでない方は通常版でも十二分なボリュームです。
一つの集大成ですが、次も間違いなく期待できるという、ベテランロックバンドとしては珍しいバンドです。このま
ま太く長く生き続けて欲しいです。
コンサート1998 日本武道館 “風に吹かれて” [VHS]
まだ、エレカシのライブに行ってない方、
チケットが取れない方、ライブハウスが近くにない方
ぜひこのビデオを見てください。
ただ、音や映像の美しさを考えると
DVDの方がいいかも知れません。
ただ、内容をみれば彼らのよさがわかります。
男らしく、哀しみがただようそんなライブです。
でも、明日はがんばろうという気持ちに
必ずなると思います。
定本 宮本から君へ 4
昔20代の頃、モーニング連載時に読んでいましたが、途中(事件の所)で挫折。最近全巻そろえて読みました。
あの頃の熱い思いがよみがえってきました。特に初めて読んだ結末は本当に感動的でした。以来ずっとその後の宮本と靖子のことが気になっていましたが、巻末にある、後日の宮本の書き下ろしを読んではじめて気持ちが落ち着き、すっきりしました。名作だと思います。
Live & Documentary DVD 「ap bank fes ’10」
毎年参加してDVDも購入していますが、今までに比べると「うーん」と言わざるを得ない内容。
気になった点
全参加アーティストを収録してほしいこと。
曲が途中で切れるようなダイジェストはやめてほしいこと。
エコレゾトークは過去作品同様に大切にしてほしいこと。
Bank Bandの収録曲は全部良かったし、去年の記憶が蘇ってきて全く悪いわけではない。ただもう少し一工夫を。
素晴らしいフェスだけに参加できなかった方のためにもフェスの趣旨や空気感が伝わるような内容にしてほしいです。
SWITCH vol.27 No.4(スイッチ2009年4月号)特集:嵐 10TH ANNIVERSARY
嵐10周年と銘打っている割には内容が薄かったです。アイドル誌ではないサブカル誌に嵐や他のアイドルが取り上げられるときは、いつも以上に期待をするのですが、今回は…こういったサブカル誌に掲載される利点は、(私の場合)いつもとは違う視点からのインタビューを見れる事と、アーティスティックな写真を楽しめる事。まず5人でのグループショットがないことが少し寂しかったです。スタイリングなどは春らしくてとても素敵でした。こういった雑誌の見所は深くまで掘り下げてくれるインタビューですが…物怖じしているのか、遠慮しているのか、勉強不足なのか、ただ単に時間がなかったのか。インタビュアーは短い質問を投げかけるだけで、あとはメンバーに丸投げ状態。私はインタビュアー個人のアーティストへの意見もいつも楽しみにしているので、今回のこの表面だけの浅いインタビューには少しがっかりでした。少しインタビュアーの押しつけっぽい意見があった方がアーティスト本人のちょっとした本音が聞けるのではないかと思いました。ただ、嵐本人たちの話している事はすごく大人で、これからどうするのか、今まではどうだったのか、短くはありますが確固たる意志があるのだなということをしっかり感じ取れました。