マグロ船で学んだ人生哲学 -ボクの生き方を変えた漁師たちとの一問一答集 (講談社BIZ)
同じ著者の「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」を読んでいたので、それの漫画化かな?くらいの気持ちで手に取ったところ、構成がぜんぜん違って、漫画がめちゃめちゃ面白かったので購入。
構成というのは、まず4ページ前後の漫画があり、それにつづけて見開きで漁師と「ボク」との一問一答が解説のように入っているという形。漫画もいいのだが、漁師たちのボクに対する「答え」がまたいい。たとえば「立てた目標は最後までがんばりたいんです」みたいなボクの問いに対する漁師の答えは「じゃからおまえの話はいつもつまらん」、「人生って何ですか?」の問いには、「そげなもん、パチンコに決まりよろーが」。結構めちゃくちゃだが、そこからビジネス書好きの典型的なサラリーマン風の「ボク」は言葉の意味を真摯に考えつつ、なかなかなるほどという感じに学んでいく。その考え方が新鮮で面白い。あと気に入ったところでは、「勉強すれば成長できますか?」に対する「そげーなこと言いよるからお前はバカじゃっちゅーとる」の答え(笑)。現代日本のカスタネダか。オススメ。
魚影の群れ [DVD]
津軽海峡のマグロ漁は、当たれば儲けもでかいが、なかなか釣れないうえ、一歩間違えば、命が無くなる・・・。そんな厳しい世界だ。
マグロを釣ることしか能がない寡黙な漁師房次郎(緒方拳)は、娘トキ子(夏目雅子)から漁業には無縁の彼氏俊一(佐藤浩市)を突然紹介され、とまどいと腹立ちから俊一を無視する。 俊一はトキ子を想うあまり、マグロ漁師になると言い出すのだが・・・・。
雄大なスケールで下北半島の厳しい自然、男と女、父と娘の生き様を描いた超大作である。
映画監督相米慎二の作品は、一風変わった演出手法や俳優に対する厳しい演技指導で知られているが、この作品はそのスケールのでかさ、出演者のレベルの高さなど、日本映画史に残る傑作と断言して良いくらいの作品だ。現代の社会情勢ではこのような超大作はもう製作できないのかな、と考えると大変つらいものがある。
冒頭部で故・夏目雅子が、下り坂を自転車で全開走行する長ーいカットや房次郎が逃げた妻(十朱幸代)を出先で発見し、どしゃ降りの雨の中を延々追いかけるシーン、夜の漁港のシーンなど、この重厚な作品でも相米節は全開である。
本来はマグロ漁のシーンは、撮影日程や安全面からリモコン式のロボットを使う予定が、数千万円の追加予算を投入することにより、撮影日程を延長し、地元漁師と漁に挑むこととなった緒方拳が、本物のマグロを釣り上げたため、これをそのまま使用するなど迫力に満ちたものと成っている。
撮影現場を陣中見舞いに来た原作者の作家吉村昭氏が、テレビで顔を知っているはずの緒方拳を見ても、潮焼けした精悍な雰囲気に変貌し、ベテラン漁師の役になりきっていたため、すれ違ってもてっきり地元の漁師だと思っていた等のエピソードも残されている。漁のシーンは併走するカメラ船から撮影しているが、カメラ船の引き波が写らないようにクレーン船をチャーターしてクレーンの先にカメラマンを乗せたゴンドラを取り付けて撮影することにより、大海原での孤独な戦いを際立たせるなど、凝りに凝っている。
なお、本作品については、1983年公開作品であるが相米監督自身をはじめ、夭逝した夏目雅子、緒方拳、レオナルド熊(北海道の魚協幹部)、三遊亭圓楽(片足を失った漁師仲間)、下川辰平(漁協の組合長)、工藤栄一(屋台のおやじ:有名な映画監督でもある)、原作者の吉村昭に至るまで、ほとんどが故人となっており、寂寥感を感じさせられる。
会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
マグロ漁船って久々に聞きました、、、笑
彼のブログに書いてある興味を持った事例は
漁師ならではの『ストレスに耐える仕事観』や『雰囲気をよくするためのコミュニケーション法』があるとのことだ なんと説得力がある事例だろうと驚いた
詳しくは下記にて
http://www.nextstandard.jp/article/13397282.html
1/64 漁船 No.02 大間のマグロ一本釣り漁船 第三十一漁福丸 フルハルモデル
素組しました。
あんまり立体化例は聞いたことがない漁船のプラモですが、キット内容はいたってまとも。
ポルテン(ウキのことですね。)、大漁旗、まぐろ、漁師など付属品もかなり豊富です。
組み立ての部分では艦船模型とは少し違いマスキングがかなり必要になると思いますので割と上級者向けかな?
特に船体と構造物の窓の部分はかなり困難です。
この値段ですので漁船ランプのコード、後ろの旗のヒモ、釣りのリールのラインなどオミットされているところが多数です。
スタイルはかなり良好ですし、作り応えはあります。
こだわる人向けだと思います