君が踊る、夏【DVD】
お待ちしてました。夢を追いかけて大都市に出るか、いろんなものを負う決意を持って郷里に残るか…青春期の永遠のテーマですよね。よさこい祭りと難病の女の子の希望を主軸によく練りあがっていました。溝端さんは心の葛藤を表現するのが上手いですね。木南さんも妹を思う一途な表情は素晴らしかったです。五十嵐さんはいつもの明るいキャラではない、全体的にクール&ホット(ラストは別にして)な芝居。大森絢香さんの素直さには癒されました。DAIGOさん、キャラが生きてました。登場シーン少ないのにインパクトあったです。ラストのよさこい祭りのシーンはそれだけで本作品一見の価値有りでした。
ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学)
5月?日にNHKの「プロジェクトX」で取り上げられた甲状腺専門医の著書。ベラルーシという全くの異国に単身飛び込んだ著者が、旧ソ連崩壊後の経済困難、治安の悪さ、縦割り行政の弊害などを乗り越えながら、チェルノブイリ原発事故の影響で甲状腺がんになった子どもたちの治療にあたっていく様子を描いている。実際にむこうの人たちと生活を送った人だけが書ける内容で、面白かった。難しい問題だが、分かりやすく書けている。
明日もまた生きていこう 十八歳でがん宣告を受けた私
自殺するくらいなら、私にその命をください!
そういう彼女の気持ちがすごくわかります。
生きようとして、目標もあるのに生きられない彼女……
健康なのに自分の人生に悲観的なって、自ら命を落とそうと
する人たち、どこか矛盾してるって言うか、
彼女の命を助けて、ぜひ北京に行って欲しかった。
貴方の思いは、全日本の選手全員にしっかりと届いていますよ。
今、死んじゃおうかな?
そう思ってる人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
ママでなくてよかったよ―小児がんで逝った8歳 498日間の闘い (朝日文庫)
癌の全身転移。想像を絶する痛みだと聞きます。そんな痛みに耐えながらも人への気遣いを忘れない8歳の男の子。
「ぼく、死にたくない。ママのことが心配で死にたくないんだ」と言う言葉に涙が溢れました。自分がいなくなったらママがどうなってしまうのか、1人で生きていけるのか心配でたまらなかったのでしょう。親子の絆の深さを感じました。
病名の告知、余命の宣告。大人でもうろたえてしまうのにこの子は本当によく頑張りました。
きっと今頃お月様に一番近い星になってママのことを見守ってくれていることでしょう。