【後藤健二 ワールド・エコ・トラベラー】 中華人民共和国の風景 [DVD]
中華人民共和国にまだ行ったことがありません。行きたい気もするしすごく怖い気もします。高速道路を走っていたら道路ごと倒壊しちゃうんじゃないかとか、必ず食中毒レベルの下痢になっちゃうんではないかとか。
これは環境ムービーであってドキュメンタリーではありませんでしたが、中国語もできないで、ビジネスではなく観光で行く場合も、結局こんなムービーを見るのといっしょかもしれません。うるさいキャスターもいないし、普通じゃ行けないところばかりなのでそれなりに楽しめる。
中国語で手帳をつけてみる
この本は手帳用の単語帳である。
日常に起こる様々な出来事の単語が数多く記載されている。
これから中国語を学ぶ方、少しできる方には自然と単語が身に着くこと間違いなしです。
忙しい日々ゆっくりと勉強する暇がなくても大丈夫。
毎日の生活を乱すことなく少しの時間、五分でも十分でも続けていれば自然と身に付くでしょう。
外国語は単語ができれば十分通じるようになりますよ!
会話の前に筆談できれば、海外旅行も心配なし。
そんな単純明快な一冊である。
中国は日本を併合する
本書を読んで驚いたのは、中国がアジアの盟主としての明確な
国家目標を持ち、確実にそれを実現していることだ。
中国は超大国となる。
中国の李鵬首相は「日本などという国は20年もすれば消えて
なくなる」と述べたという。悔しいが国際社会における明確な
国家戦略を持つ国と、持たない国とでは、そういう運命を辿るという
事である。このままでは日本は中国の属国になってしまう。
念仏のように「平和、平和」と唱えていれば解決できる問題では
ない。がっかりさせられるのは日本の外務官僚、政治家の不甲斐
なさである。詳しくは本書を読んで欲しいが、かの役所では中国に
尻尾を振ってでも中国とのトラブルを避けたほうが省内で
出世するのであろうか。
もし中国に併合されても「ズボンも履けず、スープを皆ですする」
ような生活が待っているだけである。
アメリカは助けてくれるのであろうか。何しろ「核戦争になって
中国の半数が死んでも数年経てばまた元に戻る」とうそぶく中国
である。10億の人間を擁し、このような恐るべき人間の消耗戦を
考えている国に勝てるものはいない。
日本は他国に頼らない独自の軍事力を持つべきなのかどうか。
本書を読めば答えは明らかになる。
世界の国歌
これまで国歌のCDをたくさん買いました。でも、多くの場合、現地の演奏とかけ離れたアレンジやテンポにがっかりさせられてきました。このCDは、その点、かなり元曲に忠実な演奏が多いと思います。(ウズベキスタンなど、一部中央アジアの国々の国歌については、テンポやアレンジに不満がありますが...)。もちろん演奏の質は、他のアルバムの追従を許さない完成度です。資料的価値があります。ただ、収録されている国がもっとバラエティーに富んでいれば、さらによかったのにと思います。
趙紫陽 極秘回想録 天安門事件「大弾圧」の舞台裏!
中国の歴史をよく知らない私でしたが、中国では共産党による言論統制が今も残っており、民主化を進めようとした趙紫陽のことが知りたく読んでみました。この本を通じて、当時の政治がどのような力関係でなりたっていたか分かりました。趙紫陽は改革開放を進めましたが、保守派長老たちからのかなりの抵抗があったと述べられています。
ただ、基本的な歴史ーー胡耀邦、李鵬などの登場人物ーーーを知っているともっと理解できたと思います。
今中国が未だに共産党一党独裁でやっていけているのは、改革開放をすすめた趙紫陽の功績だと思います。つまり共産主義なんだけど資本主義を導入しても矛盾しない理論を作ってしまった。だからソ連をはじめその他の共産国は崩壊したのに、一部資本主義を導入した中国はいまだ生存している。
共産党一党支配はなんでも議会で承認しないでできるから民主主義に比べて効率が良いという考えで、中国は民主主義を採用しないとしているが、今後どうなっていくのか? この本で趙紫陽自身も議会制民主主義が良いと結論づけている。いずれ中国も共産党一党支配は崩壊するのだろうか?