おまえうまそうだな [DVD]
子供のために買いました。
当たり前ですが、児童向けなので話は単純です。
登場人物が出てくるたびに、すぐに主人公との関係性がわかるし、
話の展開なんて最初から最後まで読めまくりです。
・・・・・・。
でも・・・・・・なんでだろう。
物語の中盤から、涙が止まりません。
ハート(主人公)が「よーい、どん」って言ってから、
聞いたこと無いような慈愛に満ちた「よーい、どん」を言ってから、
男親の涙腺崩壊がスタートし、そのまま最後の最後まで泣かせてくれます。
そんなわけで、声優さんの演技がとてもすばらしいのですが、
ベテランさんに混じっての加藤清史郎君、ホントにちっちゃいのにすごいなぁ〜・・・
みんながみんな見事なはまり役でした。
肉食獣が主人公なので捕食シーンがあるわけですが、
(怖がりなうちの娘が見ても大丈夫なくらい)グロテスクでもなく、
そんなにウソくさくもなく、いい塩梅だと思いました。
戦闘シーンは躍動感に溢れ、子供も大人も楽しめると思います。
製作側のこだわりを強く感じました。
最後の頃に演出されている感じは、
大人が知識として知っている出来事を連想させるので
なんとな〜くその後を想像してしまい、そういう意味でも切なくなります。
(んー、上手く表現できない・・・)
親、子、兄弟、エゴ、葛藤、成長、○○越え
おそらく大人の方、特に30歳前後の男性は、
主人公の姿に自分を重ねずにはいられないでしょう。
そんな意味で、この作品は児童向けではなく、成人男性向け作品なのです!
。。。ナンカゴメン
かつおぶしだよ人生は
名演技に 大ファンになりました!清史郎君の歌が聴きたくて CDを迷わず購入しました 歌が大好きと言う清史郎君だけあって 幼いのに驚くほど音程もしっかりしていてびっくり!かわいい声を聴きたくて 毎日聴いています 軽快なリズムに元気になれます!ミニドドイツもカワ上手い!清史郎君、もっともっとお歌を歌ってね!紅白出場決定!かな?
桜田門外ノ変【DVD】
桜田門外ノ変は、有名な事件ですが、この事件だけを扱った時代劇というのは初かもしれません。その意味では新鮮でした。歴史は、同じ時代を描いていても、見る角度、取り上げる人物によって、全然捉え方が違いますしね。
ただし、本作はハッキリ言って派手さが無いです。唯一、派手なメインの襲撃シーンも序盤に出してしまいます。そしてそれは、決して『美しく』はなく、むしろ凄惨。刀の動作も緊張と寒さと不安で切り合いもぎごちない。わざと、『泥臭い乱闘』そういう風に演出しているのでしょう。
襲撃に加わった面々が、つぎつぎに自刀したり、逮捕され、斬首されたりするのを見るなかで、襲撃そのものが、ますます虚しいものに見えてくる。それは、「桜田門外の変」をチャンバラ映画にしないということなどでしょう。
南紀派の井伊直弼、水戸藩の一橋派。どちらも愛国者であり、国益のために必死だった。だが、方法論の違いで最後は争うことになってしまったという視点でもあります。
でも、やっぱり後半の逃亡劇は少々退屈。戦いで亡くなった襲撃者たちの何んのたれ平衛、といった名前・享年を並べられても、共感や感動には繋がらない。若くして多くの人が亡くなったということは解ったが、ちょっと間延びしてしまった。歴史の勉強に近いものです。そういうのが好きな方にはたまらないかも。(笑)
それよりも、2時間ではちょっと厳しいのかもしれないけど、関鉄之助が尊王攘夷の考え方に至るまでの出来事、志や葛藤、家族とのつながり、そういった人間的な側面をもっと描いていれば感情移入できたかも。
ただ京橋に愛人を囲っていたり、現場の総指揮で刀すら抜かなかったりと、違った意味で人間っぽいといえば人間っぽいところはあちこちにありました。
こども役者
とにかく可愛いにもほどがある清史郎くんですが、本当に演じることが好きで一生懸命努力しているんだということがよくわかりました。単に可愛いだけでなく立派な一人の役者です。これから色んなことを吸収して益々成長していってほしいです。
おまえうまそうだな [Blu-ray]
以前、劇場予告で目にしていて、その時は
「この予告見てしまえば、ほかに見所の無い映画なんじゃなかろうか」
といった印象でした。
が、見に行った知人に「あの予告はカモフラージュで、凄い映画だったよ」と伝え聞いた時には近隣での上映が終わっていて、
そして自慢げに語られる事でとても悔しい思いをし、ソフト化を待ち望んでおりました。
見終わった感想はただただそれはもう面白かったの一言。堪能させていただきました。
何気ない仕草一つ一つが淀みなく描かれていることでテンポよく話が進むし、
その躍動感あふれるアニメーションが見せる生命力は、「生きる」「食べる」といった行為に説得力と緊張感をもたらしているように感じられました。
映像と音(曲や台詞)とで相反する内容を重ねて、その意味を深く見せる場面では、色々と想像力を掻き立てられます。
格闘場面のアクションも圧巻なのですが、
キャラクターの愛らしさ、縁や絆、感情を、大事に丁寧に伝え方を選んで作られていると思いました。
場面毎の音楽もとてもよかったですね(サントラ未発売とか!!?なんという…)。
冒頭のタマゴ山で始まるカットは、一度見終わってから再度見ると、そこに作品の懐の広さを自分は感じます。
様々な層の方に見て欲しいと思える一本です。