四季おりおりっ! (3) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
家族と季節をテーマにした4コマ漫画「四季おりおりっ!」待望の3巻です。
季節感漂うこの作品を読むと、これからの季節行事がすごく楽しみになってきます!
ハロウィンや初詣など様々な行事を通して四季姉妹の温かい絆が描かれていて、それがまた琴線に触れるんです。
近くに置いておき、何度も読み返したくなる作品です。
ぜひ多くの人に読んでほしい。特に、忙しすぎて季節など気にかける余裕もない人に。
稲城あさね先生によると、3巻は個人にスポットを強めに当ててみたということです。
それを意識して読んでみるともっと楽しめると思います。
一番上の姉なんだからしっかりしなきゃ!と頑張っている長女、春菜。
いつも家族の皆を気にかけているけど、どこか不器用なところもある次女、夏希。
持ち前の明るさで、無意識ながらも周りの人々を明るい気持ちにしている三女、秋乃。
料理がとても上手で、秋乃よりよっぽど大人びているようで、それでもやっぱりお姉ちゃんに甘えることもある四女、冬香。
なんか真面目にレビューを書いてしまいましたが、ギャグもいっぱいあります。
思わずくすりとしてしまうことが多いですね。
それから、夏希から今巻も色々教えてもらえます。ハロウィンの起源とか、飯盒炊爨のコツとか、その他色々。
ぜひ、長く続いて欲しい作品です。
日輪の遺産 (講談社文庫)
初めて浅田作品を読んだのですが、泣いてしまいました。声をあげて。読書なれしてない私には最初のほうは読みにくい印象を受けましたが読み進むうちに書き分けられている各登場人物の視点から見る世界に引き込まれ、時代、空間を一気に超えてすべての物語が集約されていくような感じでした。読書量はそんなにない私ですが、今まで読んだものの中で確かな手ごたえを感じる作品でした。読み終えたあとの恍惚とした充実感は忘れられません。今のこの平和な日本がまさに私達に残された遺産であると気づかされました。そしてあらためて今の時代に生かされていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
吉祥寺スタイル―楽しい街の50の秘密
大型商業施設さえ次々に建てれば、街が発展するという発想を持っている人々にこそ読んで欲しい一冊。長期的な経済、街の人々の暮らしの質の向上、コミュニティーの発展にはどんな工夫があるのか、がユーモアをまじえて分かりやすく書いてあります。写真も多く、文章も簡潔にまとまっていて大変読みやすいのと、海外の事例も含めて専門的な観点を示しつつライトな感覚で気軽に読めるのが、画期的です。愛される街に何が必要なのか、考えるきっかけになって大変オススメです!