ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-
作品としては普通に面白かったです。ええ、あくまでも『普通に』です。
取り立てて、とても最高に良かったとは言えないかな?
なので、5でもなく、かといって3という程でもなかったので、間を取って4です。
シナリオですが、何と言うか、EDは3つとも見ましたが、どれも王道な終わり方だなぁ、というのが感想ですね。
ウィルの最初の方の選択できない絶対通らなければならない導入部分では、最初は少々苦い思いはしました。
ですが、これが「人間」というものなのだとは思いましたね。
自分のしたことの罪悪・恐怖といったものが急激におしよせてきた人間の行動なんて皆あんなもんでしょう。
レビューの中では、この部分や羽を使うことへの忌避感や共感ができないとの意見が見られましたが、
私見ですが、どちらかというと、そういった「人の醜い部分」を受け入れたくない、というものなのではないかなと。
ウィルの戦乙女への負の思いも、筋違いと言うのは簡単ですが、現実でも似たようなこともあり、まぁ考えられるものです。
なので、あまりゲームだと割り切ったり、「人の醜い部分」を受け入れるということができない人にはオススメできません。
私は、ある意味等身大の人間味を出している主人公には、その辺のRPGの主人公よりもその心情や行動が理解でき、好きですね。
戦闘に関してですが、皆さん仰る通り難しいです。
でも、ヘボゲーマーな自分が慣れれば2週目以降は割とすぐにクリアできましたから、それほどでもないかもしれません。
テクニックではなく戦略がものをいう戦闘システムなのでまだマシでした。
最後に、DSで出す意味が分かりませんでした。
タッチペンが不使用なら、別にPSPでも良かったのではと。
ヴァルキリープロファイル オリジナルサウンドトラック-完全復刻盤-
曲の良さは他の方の意見とほぼ同じ意見なのですがただこのサントラに不満をあげるなら全ての曲が1ループしない事です。
曲自体が元々短いのにループしないせいで曲に浸る前に次の曲へすぐ移ってしまい興がそがれます。
大抵のゲームサントラは1ループしているので復刻前のバージョンもおそらくループしているはず・・・できれば以前のままの状態で発売して貰いたかったです。
星5つ付けたかったのですがそれが唯一残念なので一つ減らしました。
ヴァルキリープロファイル アレンジアルバム-完全復刻盤-
復刻版なので収録曲に変化はないが、リマスターにより音質は良くなっている。
(mp3の低ビットレートなどで圧縮してしまうとそれほどリマスターの恩恵はないかもしれないが)
旧版では「未確認神闘シンドローム」などをよく聴いていたが、耳に残る心地よさはこちらが上。
聴き比べてみると、低音の厚みが旧版より増しているとすぐに感じることができた。
桜庭氏はロック、ジャズ調の曲を得意とするが、このCDはそのどちらでもない。
表現としては「美しい」「繊細」などという言葉がぴったり当てはまると思う。
ヴァルキリープロファイルの世界観を壊さずにうまくアレンジされている。
1曲あたりも3〜5分と長めに収録されているので、ゲームをプレイされた方にはぜひ聴いていただきたい。
桜庭統 ライブコンサート スターオーシャン&ヴァルキリープロファイル [DVD]
実際にライブに『行った』方には少々不満の残る内容かもしれません。
私も実際に行ったクチなのですが、編集がイマイチ臨場感に欠けるものとなっており、また(これはCDでも言える事なのですが)生では分からなかった細かなミスが目立ってしまうため、逆に生のライブの美しい記憶を壊しかねない・・・と感じました。
とはいえ、新曲やインタビュー、舞台裏の映像など、楽しめる要素は十分に用意されている他、桜庭氏の映像自体がかなり希少なものなので、購入する価値は十分あるかと思います。