空想科学世界 ガリバーボーイ (JUMP j BOOKS)
この小説の第一章部分は雑誌掲載版を引用したもので、
そこに後の部分を肉付けした短期完結構成になっています。
そのためページ数の制限が定まり、
第一章で潔く故郷を旅立った主人公が第二部であっさり帰還します。
更に、共に旅立った仲間は何故か主人公より先に故郷で敵と戦っています。
このようにストーリーのテンポがギクシャクしていて腑に落ちませんが、
熱血な主人公達や仁義のある敵などの輝きのあるキャラクターの存在や、
いたるところに散りばめられている名言は五臓六部に染み渡ります。
空想科学世界ガリバーボーイ
もともとPC-ENGINEで出ていた名作RPGを、サターンに移植したものです。
「天外魔境」シリーズ、「サクラ大戦」シリーズの広井王子、「魔神英雄伝ワタル」「魔動王グランゾート」の芦田豊雄の作品ですので、面白さは保証つき。
ちなみに1995年に一年間フジテレビ系でTVアニメとして放送されていましたが、TVアニメのゲーム化ではなく、このRPGの方が原作。
TVアニメの方は、PC-ENGINE版「空想科学世界ガリバーボーイ」のタイアップ企画で制作されたものです。
なお、このRPGのアニメーション・シーンはセルアニメを利用しているため、TVアニメのクオリティに負けていません(PC-ENGINE版はマシン・パワー不足で「アーケードカード」が無いとざらざらした画面になっていましたが、PC-ENGINEよりパワーのあるサターン版はこの点も改善されています。)。
移植作という事であまり宣伝もされていませんでしたが、この作品はPCエンジンの最後期の名作ですので、今プレイしても全く古さはなく、素晴らしい冒険活劇に仕上がっています。
燃えろ!ガリバーボーイ
不遇な時代に不遇なレコード会社から販売されたため、非常にレアな曲となってしまって
います。ベテラン尾崎紀世彦が超ベタな歌詞を魂を震わせ乍ら歌っておりますが、そこが
イイ!放映当時すら少し懐かしい感じの世界観を持つ番組で、古き良き時代を感じさせる
とともに洗練されたキャラクター設定が同居するこの番組のテーマ曲としてはピッタリで
した。決してテンポの速い曲ではないのに何故こんなに燃えるのでしょうか!?
カラオケにも入っているので是非覚えて歌って下さい!願わくばどこかのレコード会社の
アンソロジーにでも入る事を強く願います。
廃墟シリーズ・幻想遊園地(レジャーランド・テーマパーク・遊技場編) (メディアボーイMOOK・廃墟シリーズ)
表紙に惹かれて購入。
メルヘンな遊園地の風景ですが遊園地として機能していた時も人を惹きつけ
人がいなくなってた今も惹きつけるなんて遊園地ってすごいです。
写真には完全解体してしまったものもおさめられています。
観覧車やジェットコースターコーヒーカップ、回転木馬などはどの写真を見ても素敵です。
表紙の写真が一番すきなのですが、文字なしで中に入れてほしいと思ったので★を一つへらしました。
どのページも素敵な廃遊園地なので表紙に惹かれた方は購入しても損はないと思います。
芦田COLLECTION―芦田豊雄イラスト集
ワタルが好きだったので買いました。
作品一つ一つに、結構長めのコメントが付いていて、
内容には大満足しました。
98年発行ということで、まだポスターカラーやカラーインクが全盛の時代のもの
なので、作家さんのタッチが存分に堪能できます。