王室の秘密は女王陛下のハンドバッグにあり
ロイヤルな生活というと優雅で上品と思われがちだが実際はどうであろうか。
この本を書いたのはイギリスのタブロイド紙の記者である。
タブロイド紙というのは大衆向けのセンセーショナルな記事を売り物にした新聞で、真実のほどは分からないが、いわゆるゴシップのネタ探しをしているわけだ。
この本の内容はセンセーショナルではないが、今まで表面しか語られなかった王族の面々の趣味や癖などを細かく書いている。さすがネタ本である。
興味深かったのは、王族と使用人との関係。公人でもある彼らは一般の生活を許されないところもあり、家族より使用人との関係が密になっているのだ。それが王族たちの成長に少なからずとも影響を与えていると言える。
女王がなにより女王という職を楽しんでいる事がロイヤルファミリーを輝かせ、ロイヤルウォッチャーを惹きつけて止まない。
この本は気楽に読めるロイヤルウォッチャー本である。