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パラディソ
アニメ”NAZKA”でエキセントリックオペラのファンになり、何気なく買った”パラディッソ”。聞き終わった瞬間に世界一周旅行を終えたような感覚にとらわれた。東南アジアの雰囲気から始まり、日本・南北米・ヨーロッパと各国を飛び回る感覚。しかし、その国をイメージできても実際には異国の言葉とエキセントリックオペラ独特の曲調が非常に高い次元でミックスされている。聞き終わって耳の奥に残る懐かしく柔らかい刺激は、心をリラックスさせリフレッシュしてくれた。
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emu2
ツヨポンのナレーションと共に、夜の東京タワーや高層ビル街の美しい灯りの景色のバックに流れてるのが、9曲目の「僕らの音楽」のOPテーマ。
金曜夜のTV放映を見て「お〜!」と釘付けになった視聴者が多いと思う。こんな名曲がこのCD以外でリリースされていないのかな?
個人的にはこの曲以外はどうでもよかったので星4つだけど、「僕らの音楽」のOPテーマだけで言えば勿論星5つです。
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HYMNE(イムヌ)
クラシックをトランス、エレクトロニカ、アンビエント、テクノ系を自在に使って変化させるセンスはあの菅野よう子に並ぶ、それどころか優っているかもしれない。そしてその曲を最大限に活かすボーカルの声は突き抜けるような高音でありながら透明感と美しさを損なわない。
エキセントリックオペラの技術はどれも半端ではないけれど、中でもこのアルバムの出来は群を抜いている。
激しく美しい、洗練されたエネルギーを感じる。2、7曲目はとにかく凄まじいので、ミクスチャー系の音楽が好きな人は特に聞いてほしいと想う。