小池彩夢 初恋 [DVD]
彼女の芸歴からすれば、やっと出た、と待ちわびたDVDです。
女優中心の彼女だからなのか、映画で有名なロケ地である広島県の尾道で撮影、多少ストーリー仕立てにしてあります。
映像は、少しアイドル寄りにしてあって、制服や水着ありと、王道の手段が取られています。
こんなもんでしょ、的な作品が多い中、尾道のノスタルジックな雰囲気を生かした中できちんと撮影され、
愛情のある作品だと感じました。
ただ、ひとつ苦言を言うなら、小池彩夢は用意されたストーリーを女優として演じた感もあり、素顔があまり感じられ
なかった点です。特典映像では、多少素顔はあるのですが、とても物足りません。
あくまで小池彩夢のイメージ作品であり、「これが小池彩夢だ!」という作品には届かなかったかと。
もっとも、ファーストDVDに全てを望むのも欲張りな要望であり、今回は充分に楽しませて頂きました。
軌道を外れたジュニアアイドルDVD界にあって、お手本となる作品だと思います。今後の作品に期待します。
クラリネット症候群 (徳間文庫)
『マリオネット症候群』
人格転移モノのSFミステリーです。
自分の体に他人の魂が乗り移る原因が面白い。
いろいろと練られていて、キャラの性格も
ユニークでクスッと笑えるライトミステリーです。
『クラリネット症候群』
暗号ミステリーです。
ドレミの音が聞こえないせいで先輩のエリちゃんの
言葉を聞き間違えて、あとで解明するシーンが面白い。
暗号も簡単に解けるやつや、音符を使った暗号等、
しっかりと作られていました。
ベスト・クラシック100
ヘンデルに始まりヘンデルに終わる、というだけで、この編集者がイギリス人であることが知れるようなものですが、シューマン、リスト、ブラームス、ワグナー、ブルックナー、ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキーといった著名な作曲家の作品が1曲も含まれていないことからしても、単なる「有名曲の寄せ集め」ではないことがわかります。それは、ある一定の「気分」に沿って、まるでクラブ系DJの感覚のように、全体の流れや統一感を重視し慎重に選択された見事な選曲だと思います。
つまり、この企画者は、初心者向けとかカタログとかいうことではなく(結果的にそうなることがあったとしても)、基本的には現代の生活におけるクラシック音楽の「新しい楽しみ方」を提案しているということだと思われ、そのことに強く共感します。
したがって収録された楽曲は「クラシックを代表する名曲」というようなものとは明らかに違った基準で選択されていて、その9割以上がオーケストラ曲またはオーケストラ伴奏曲です。器楽曲、小編成の室内楽、ピアノ伴奏曲などはたまにアクセント的に置かれているだけで、たとえばピアノ独奏曲はベートーヴェンとドビュッシーの計2曲しか無く、ショパンもサティもありません。また、全体の3分の1が声楽曲ということも特徴的だと思います。
やや保守的/良識的な解釈の多いEMI音源というも、こうした企画には良かったのかもしれません。1960年代の録音も少なからず含まれますが、演奏と録音が一級品であることに間違いはありません。全体のちょうど4分の1、25曲が楽曲あるいは楽章の一部分を抜粋したトラックですが、それも決して安易なフェイドイン/フェイドアウトではなく、音楽的な見識の確かさを思わせる編集で、原曲を知らなければそれが抜粋であることすらわからないくらい、個人的には不自然さを感じませんでした。
いまだに教養主義的な感覚から聞き手の方で勝手に敷居を高くしているような所もあるクラシック音楽ですが、このコンピレーションの「軽やかな豊かさ」は、もっと自由な新しい楽しみ方を提案しているように思われます。BGMにも良し、カーオーディオで聞くも良し、iPodでシャッフルするも良し。良い時代になったものです。
モーツァルト療法 ~音の最先端セラピー ~3.癒しのモーツァルト ~耳と脳の休息の音楽 ~
モーツァルトの曲は脳に良いと聞いて、初めてモーツァルトのCDを購入してみました。
確かに、優雅でいかにも癒されそうな曲たちです。
しかし、自分好みかと聞かれると「う~ん」って感じです。
私のように迫力のある演奏が好みの方はよく考えてから購入することをお勧めします。
ゆったりした曲がお好みの方には満足できるCDであるとは思います。