高嶋ちさ子 plays ジブリ
2000年発売の「風のとおり道」に、
2. さんぽ
8. 崖の上のポニョ
13. いつも何度でも
を新録音で追加したアルバムです。スタジオ・ジブリや宮崎作品のアレンジ・アルバムはすでに数多く発表されていますが、単に流行に乗っただけとしか思えない二級品も少なくありません。しかし、この作品は、演奏する方によってこうも曲の深みが異なってくるのか、と感じさせる良作になっています。
基本的に楽器を変えるほかはオリジナルに忠実なアレンジです。奇をてらうばかりにもとのの世界観を壊すような、やり過ぎももなく、とても丁寧に編曲、演奏していると感じます。もちろん、原曲を尊重し過ぎると、単なるカバーになってしまうわけですが、適度なアレンジは、単調さを打ち消して、オリジナルをよく昇華していると思います。
聞き馴染んだスタンダードナンバーを取り上げつつ、サントラを何度も聞いているひとなら思わずニヤリとしてしまうような曲もあり、選曲も良好です。特に「耳をすませば」のメドレーは、本編ととも素敵な仕上がりだったのに、それほどの評価は受けていない野見祐二さんのサントラからのナンバー。また「魔女の宅急便」や「紅の豚」からの小品も、心を優しくしてくれる爽やかな曲です。
ヴァイオリンサミット 2006 [DVD]
私がこのコンサートを観たのは、サントリーホールでの2日目。座席が中央の前から6列目だったこともあって、「もしかしたら・・・」という当ては大きく外れ(収録は大阪のザ・シンフォニーホール)たものの、DVDを観ながら再び感動に浸ってしまった。これほどまでに個性的なヴァイオリニスト6人が、ひとつのステージに揃うことはまずあり得ないだろうから、各アーティストが聴き比べられるだけでもお得な1枚だと思う。実際、同じ楽器であるにも関わらず、それぞれの奏でる音色がまったく違うことに驚いた。収録曲は、アンコールまで全て収録されており、ジャンルはおなじみのクラシック、ジャジーなもの、アイリッシュ、そして情熱大陸まで、本編142分と長めながら飽きずに楽しめる。アンコール3曲目に登場するスペシャルゲストは圧巻!注文を付けるとすると、全編MCを切らずに入れて欲しかった。そうすれば、会場の楽しい雰囲気がもっと伝わったはずだ。
アダージェット ~マイ・ベスト・クラシカル・メロディーズ~
まず、静かにクラシック音楽を聴きたい人にはベストのアルバムです。
選曲も良く、ヴァイオリンの音色も憂いを含んで最高です。
最初の曲である「愛の夢」を聞いた瞬間に、虜になりました。
最近のクラシックアルバムの中では、一番のお勧めです。
高嶋ちさ子/クロスオーバーセレクション~高嶋ちさ子が提案するヒーリングミュージック
エズ、ガンジスなど、高嶋ちさ子さんならではの曲があります。
となりのトトロを楽しげに、ストラディバリウスで奏でてしまう所が庶民的。
肩ひじ張らずに演奏会を楽しめるクラシックも有りですよ、との提案です。
このCDを聴くと納得してしまいます。
エズ、霧笛荘のテーマなど、音から映像が浮かびあがるような曲、他にもカジュアルな曲ばかりを収めたCDとなっています。
ちさ子さんの優しさを、感じ取ることのできるなじみやすい曲を特集したCDとしてお勧めできる1枚です。
知識ゼロからのクラシック入門
見開きで1曲を紹介
説明
挿絵
ちさ子さん本人の解説
作曲者紹介
この4つがすぐ見れてヒジョーにわかりやすい解説になってます。
付属のCDもナクソスの音源で、非常に質が高くていい音です。
ちさ子さんのコメントで一番笑ったのがヘンデルの水上の音楽のページです。
中にはへぇ〜ってうなる解説もあったりするので
まさに知識が無くても楽しめます。お子さんと一緒に見て読んで聞くのもいいですね♪