日出る国の工場 (新潮文庫)
村上氏が安西水丸氏とともに、人体模型を作る京都科学標本、新郎新婦を作る(?)松戸・玉姫殿、消しゴムを作るラビット他、小岩井農場、コム・デ・ギャルソン、テクニクスCD工場、アデランスの各社を探訪してつづった、一応はドキュメンタリーなのでしょう。
娯楽としての娯楽ではなく、人が生きている営みそのものに視点を合わせているので、自然な面白さがあります。小岩井農場の種牛の話や、人体標本の彩色の話など、かなり笑わせてくれるポイントがあります。1986年に取材をしていますから、作家として生活を始めて数年、脂がのりはじめた頃の村上氏の勢いと好奇心がそのまま形になった、という印象です。荒削りで若々しい文体と、安西水丸氏のすっとぼけたイラストが絶妙にブレンドされた好著です。
良くも悪くもバブル全盛時、80年代的明るさの産物でしょう。この調子で日本の産業は発展していくんだ、というドライブ感がすべての取材対象から感じられて、その後のバブル崩壊・景気低迷の歴史を考えると少し切なくなってしまいました。
The Greatest Hits Remixed
ん〜・・・Because We Canと日本初収録の曲はいいんですが・・・
fatboy slimのオリジナル音源が活かされていないのが
残念、オリジナルが分からないくらいのremixは賛成できません
40周年記念ベストアルバム テーマ・ソング コレクション~また君に恋してる~(DVD付)
われ等中年の心の救世主・ビリー・バンバンのiichikoのCF曲ほか、
なつかしのコマソンまで収録した、彼らの40周年を記念したアルバム。
もちろん全曲が素敵ですが、DVDの「また君に恋してる」は、
登山鉄道の映像が曲にピッタリで、見ていて思わず涙が・・・。
ただ、ちょっとしたことですが、帯のうたい文句にちょっと一言。
・変わり続けぬ歌声で⇒変わらぬ歌声で
・セレクションした⇒セレクトした
だと思うのですが・・・。
年齢の高い方が愛聴されるアルバムだと思いますので、担当の方
細部の文字校正もしっかりと!
アルバムの内容は★★★★★です。
社長解任 株主パワーの衝撃 (Mainichi Business Books)
非常に参考になりました。
経営者の責任の重さを痛感しました。
できれば続編として毎日新聞について書いて欲しいです。
なぜ、Waiwai事件という前代未聞の誤報の責任者でありながら、朝比奈氏は社長となったのか?
また、その後不買運動やNTTからのiチャネル解約、広告費の激減。
そして、赤字への顛末を微細に書いてほしいです。
そういえば・・Waiwai事件はどうなったんですかね?
一度紙面で謝罪したきりで、音沙汰なし、知らぬ存ぜぬですから。
これが毎日新聞の実態だというのをレポートして欲しいです。必ず買います。