歌姫~BEST女性ヴォーカリスト~
一世を風靡した女性達の美声に包まれる。
懐かしいと言うよりも、まだ、現役で活躍している
パワーが、押し寄せてくる。
買って良かった。まあ、僕にとっては、ずーっと
聞いてきた歌謡曲。そして、未来へと受け継がれていく輝かしい名盤。
熊田曜子 異邦人 もう一人の私 [DVD]
「くまえり」なる迷惑な人物が話題になったのが随分前に思われます。
本家の熊田さんは有名人の仲間入りをした弊害と思うしかない?
アイドルマニアじゃなくても知ってるという存在になってから大分経った気がしますがDVDのリリースも頻繁な熊田さん。今回はコンビニ限定版の再販となっております。
イメージDVDの撮影のためバリへとやって来た熊田さん一行、そこで自分に瓜二つの人物を発見し・・・。という筋立てになっております。
売れたタレントが水着卒業!というのは少し残念な気がするものですが(私だけ?)これだけリリースされるとちょっと食傷気味になるのも事実です。
安めのお値段なので星3です。
L'Etranger (Collection Folio, 2)
私はフランス語についてあまり詳しくありませんが、この本は好きです。フランス語初心者にも読みやすいと思います。
本筋もなかなか充実している。一見退屈そうで退屈でない構成。
かなり前に新潮社版「異邦人」を読んで、これを手に取り、フランス語独自のまろやかでデリケートな文章に魅せられてしまいました。
お気軽に手にとってみてください。
変身 (新潮文庫)
カフカは、この作品が出版される際に、「表紙に毒虫の絵は描かないでくれ」と注文したという。
「毒虫」は、あくまで「疎外される者」の象徴である。
いつの時代、どの場所にも「毒虫」はいる。
社会的に疎外される者と、彼らを身内に抱える家族。
「家族だから」と庇護する気持ちと「邪魔だ」と疎んじる気持ちは、矛盾しているように見えるけど、きっとどちらも本心なのだろうと思う。
最後、グレーゴルがいなくなった後、リセットされたかのように晴れ晴れとした気持ちで、娘の将来に期待をよせるザムザ一家。
その未来には、「毒虫」の存在は欠片も残っていない。
この話は説明はなく、オチもない。
しかしだからこそ、その丸投げっぷりと残酷さは、ひどく現実的に思えてならない。
L'etranger
場所は北アフリカ、しかし物語にはフランスが満ちあふれています。物語はミステリーのように進み、アフリカのフランスがひとつひとつの文章から沸き立ってくるのです。太陽と海のキラキラした光景が人を狂わせます。主人公は1人だけの生活に漂って突然の事件にほんろうさせられます。彼は嘘がつけません。日々の潤滑油になっている嘘がつけないために主人公は社会から疎外されます。私はこの物語が小説というより神話のように思えてしょうがありません。そして、これは私の大切な物語になりました。私はママンが死んだ養老院を遠くから見た時、ムルソーはここまでアルジェから通っていたのだと思いました。