麗しき瞳よ~ヘンデル・アリア集
声楽の凄い人って声量が有り上手いんだけど表現が押し付けがましかったり大味だったりしてアルバム買って聴いた人ってバーバラ・ヘンドリックスくらいなものでした。 ところが森さんはそういう所が全く無い… もっと技巧的な感じかなと思ったら凄い丁寧に原曲の持ち味を引き出すしなやかで繊細な表現が上手いシンガーなんですねぇ、少し細い憂いを帯びた声が素敵でついつい引き込まれます、高い方はスッと爽やかに抜ける感じで最大の魅力は柔らかな中音域が太過ぎない油っこくない事!適度な声量のキレいな声に清純なる色気がほんのり、堪らないですね。 彼女の声を小編成のアンサンブルが上手く引き立ててます… ってか日本の古楽器の最高峰の方々なんで当然か(笑)バロックの弦楽器の慎ましやかで穏やかな響きは格別です… 途中に挟んだシンフォニアとソナタが格調高く上品さに溢れていて良い、当時のサロンの演目そのままですね。ワタシはバロックは古楽器が常識の現在で声楽だけはバッハだろうがヘンデルだろうがモダン楽器の大編成つうのが遅れてる気がしてた、そういう意味合いにおいて画期的な作品かも知れないですね。 バンマスの寺神戸さんを差し置いて何なんだが、初めて聴くんだけどオーボエの三宮さん素晴らしいです、一曲目なんか音色が柔らかな音でトランペットかと思った、森さんの歌に寄り添う最高の歌伴ですね。このアルバム聴き始めて、 「何だかヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンを聴いてる感じだなあ…」 って漠然と思ったのです、ジャケも青いし(笑)この作品も今の評価以上に後世のリスペクトを集める作品になれば良いね。次はやっぱりバッハのアリアの名曲をこの編成で聴きたい!って有田さんのトラベルソが入ると最高です、スカルラッティも良いかな、楽しみですね。
Lonely Planet Egypt
世界中の旅行者から愛されているLonelyPlanet。 パッケージではなく、 自分で探索する醍醐味が味わえます。 特に第三国で観光産業が発達しているような 国々は容易にだまされ、楽しいはずの 旅行も失敗に終わりかねません。 Bibleとも言われるこの本の理由は、 適度に個人旅行が楽しめるところに あると思います。 日本のガイドブックもいいのですが、 ついでなら、いろいろな国の人々が 集まる場所や行動を共にしてみても 楽しいと思います。 そう思うあなたには必見のシリーズだと 私は思います。
SANWA SUPPLY TAP-TR8 海外電源プラグ
仕事柄海外出張が多く、変換プラグは複数メーカー・複数タイプ持っていますが、
サンワサプライのこのシリーズが最も作りもしっかりしており使っていて安心感があります。
パーツを組み換えることで複数タイプに対応できるマルチプラグというのも使った経験がありますが、
特に高電圧地域などではホテルで就寝中に接触不良で火事にならないか・・・と心配になるくらい、
作りが甘くおもちゃのようです。
その点、サンワサプライのこのシリーズは他の安価なプラグと比較して、
非常に作りががっしりしていて安心感があります。
今後他タイプを買うとしても、私は同シリーズを購入するでしょう。
さるころの行くぞ!30日間世界一周 ストーンヘンジ・ピラミッド編 [DVD]
まるで普通の旅番組の体裁をとってない本作ですが(笑)
いよいよ世界一周およびパワースポット巡りの旅の大本命、ピラミッドの登場です!
よくここまであの三人組が辿り着けました!と観る者を感動させますが、
やはりこの番組の見所はそこではなく、エジプトの現地の方々とのボッタクリとの戦いにあります(笑)
世界には日本人の常識が通用しない場所がまだまだ多々あるようで、そのような時の対処の仕方を
身を以て教えてくれます。
決して出演されてる方々が、旅のエキスパートと言う訳では無いようなので、
その辺も他の旅番組には無いリアルさを感じさせる理由なのでしょう。
それにしてもこの三人の方々の嫌味のない気持ち良さは(短気の人もいるし、常に自由行動の人もいるのですが)
特筆すべきだと思います。観ているこちらもホンワカした気分にさせてくれます...
あとこの二巻目はさるころさん、水着姿も披露してくれますよ!
知らないと恥をかく世界の大問題2 角川SSC新書 (角川SSC新書)
私自身の情報入手手段にはテレビは入っていません。新聞は喫茶店で読む程度で、月2回および月1回発行の雑誌で入手しています。つまりテレビや新聞では「点」の情報しかはいりませんが、雑誌では経緯を説明した「線」あるいは「面」の情報が入手できるからです。
本書の前作を読んだのは2009年の年末。前作は「そうだったのか」とか、「そういえばそうだったな」といった新鮮さやリマインドがありました。
本書は主としてその後の経緯を追っています。そのためここ1年余りの「線」の情報入手には適していますが、あまりにも語られている期間が短く感じられました。「そうだったのか」という説得力はあまりなく、世界の問題に対する自分の知識の再確認と整理として役に立ったと感じています。
ただややこしい事象をわかりやすい例えで書くという著者のポリシーは生きています。いつもに比べて皮肉に取れる表現が多いのは気にかかりましたが。