セアロの道―ガユーナ・セアロ 人の道の教え
セアロがどのようにして出家したのか、出家後の暮らしの様子、著者らが体験したミャンマーでの不思議な出来事、セアロの他の本から中々見る事の出来ない内容が綴ってある。
全体的にはセアロからの教え:著者の質問を通しての私たちへの気付き:ちょっとした宗教的な解説、という所だ。
セアロについての本は「私は私」(講和会の内容をまとめた本)
「108の言葉」(セアロの格言集と言うか、読む事により気付きを受ける本)もある。セアロを良く知らない方は、ホームページや、この2つの著書を見てみると
良いかも知れない。その上で本書を読むとより楽しめるのではないか?と思う。
セアロという人物は、臙色の袈裟をまとった坊主。ミャンマーで得度した日本人僧侶である。各地で講和をしているが、中々「坊主」とは言い難い。
講和の内容も愉快で面白く、「宗教は嫌いだ。」「タバコは止められないね〜。」
なんて笑いの中で私たちに気付きを与え、個人の自立を支援するタイプの方だ。
不思議な魅力を持つ、素晴らしい方で私はセアロが大好きだ。
NPO法人も設立し、世界各地の貧困地の自立の為の支援を行なっている。
コチラのHPも覗いてみると良いかも知れない。
誰も書かなかった知的財産論22のヒント ~未来の知財のために~
ありきたりの目次は、<ヒント その1>「知財戦略とは」のみ。残りのヒントは、題目すら、誰も書「け」なかった実地そのもの。著者も偉いが、所属企業はなおさら偉い。最後の<ヒント その22>「公共性と知的財産権」には、「そうだそうだ」と独り言。いや、「そうだそうだ」と、ヒントの数だけうなずける内容である。まさに経営層必読の書籍である。是非、続編を期待する。