バカ卒業 ~映画「釣りバカ日誌」のハマちゃん役を語ろう~
映画「釣りバカ日誌」でハマちゃんを
22年間演じられてきた西田敏行さんの話。
『ビックコミックオリジナル』誌上に
連載されていたインタビュー記事に
追加取材・加筆されたものになっています。
だからでしょうね。
西田さんの話し言葉が、そのまま載っていて
文章からも、ハマちゃんのような温かくで、
のほほ〜ん、とした雰囲気が伝わってくるのは。
三國さん、ロケ地、
共演俳優、女優さんや
監督にまつわるエピソードや裏話も載っていて
映画「釣りバカ日誌」ファンには必見の一冊と言えるでしょう。
22年で一区切りになりましたが、
オファーがあれば特別編もやってみたいと話されていました。
早くみたいと思うのは、わたしだけでしょうか?
ザ・マジックアワー [Blu-ray]
殺し屋のデラ富樫を連れてこなければ命がないと脅されて、それを画策する備後を演じる(妻夫木聡)とデラ富樫を演じる
(佐藤浩市)が繰り広げる話でしたが、けっこう楽しかったと思いました。
発想としては映画を映画として演じると言ういかにも三谷さんらしいもののように思いました。
セットも古めかしい町並みでいい感じを出していました。
この映画を観て、かなり古いものですが外国映画の「スティング」を思い出しました。
三谷さん本人ならたぶん知ってることでしょうが、この映画にはよく似た部分が随所に見られてよかったと思います。
ただ三谷さんなりのユーモアなのでしょうか・・・自分なりのアレンジが加わっていて、最後は笑いに持っていくような作りでしたが。
私は三谷幸喜さんのファンではありませんが、それなりに面白かったと思いました。
映画の中でも佐藤浩市が昔の映画の役者にあって、話しているところがありますが
いろんな意味で昔(昭和)を思い出させる映画のような気がしました。
ただこの映画、けっこういい役者が出ていて、中井喜一、天海祐希、唐沢寿明など・・・
こうした役者がちょっともったいない立場だった気がしました。
「ステキな金縛り」オリジナル・サウンドトラック
いいですねえ、深津絵里さんの演技。
ステキですねえ、西田敏行さんの落ち武者。
背中に八咫烏を背負った緋色の陣羽織もかっこいい。
こんなふうに現世と過去世の接点があるなら、それはドリーム。
織り込んだペーストは、勇気と自信とカレー味?シナモン味?
こんな時代だからこそ、感謝とユーモア、そして行動力。
軽いタッチながら、映画らしい夢と笑いの時間を堪能できます。
今なら、大きなスクリーンで、映像と音楽とを皆さんで共有できます。
笑いと涙は、明日を生きる力に。
『完』
KOEI The Best 西遊記
コーエーの「封神演義」に続くタクティクス・RPG第2弾。
前作よりも一般向けというか、ストーリー・グラフィック・システムともに分かりやすくなった。
山田画伯によるキャライラストがカッコイイですが、ゲーム部分も三蔵法師が男女ら選択できたり、神獣に変身してド派手な必殺技を使用出来たりと、演出もいいものがあります。
牛魔王や羅刹女までもが味方に加わったりで正に珍道中ですね。
要は「タクティクス・オウガ」の和風版なんですが、そこに独自のエッセンスを加えて十分に楽しめる作りになっています。
星守る犬 [DVD]
先に原作のコミックを読んでいましたので、違和感なく見ることができましたが、映画だけ見ると、やや説明不足かもしれません。
漫画表現での「ディテールの説明」が、映画ではどうしても省略気味になってしまうのかとも思います。
お父さんと旅をする愛犬ハッピーは、原作では独り言を喋ります。
映画では、ハッピーは喋りません。
この制約が、どうしても残ったかと思います。
単身赴任を長く続けた方が久しぶりに自宅に帰ると喜ぶのは犬だけだ、などとよく聞かされます。
お父さんの心情をハッピーだけが傍らで見守っています。
犬は、お父さんがリストラされても態度を変えたりしません。
そんな犬に応えられることができたのか。犬だけが知っています。