どこかで聴いたクラシック ピアノ・ベスト101
ピアノ講師をしています。
生徒用クリスマスプレゼントとして購入しました。
他の種類のこの手のCDも持っていますが、
演奏者が同じでレベルもいまいち、聴いていません。
こちらは、演奏者が一流で聴き応えもあります。
長い曲は抜粋になっていて否定する方もいらっしゃいますが、
気に入れば全曲入ったCDを購入すればいいし、
抜粋にすることでたくさんの曲が入っているので私は大賛成です。
私にとってほとんど聴いた事がある曲ですが、
例えばラモーのタンブラン(子供の曲集に入っている)など、
改めてプロの演奏で聴いて見直した曲もありました。
これからクラシックを聴いてみようと思われる方&初心者にとって
お買い得でとてもよいCDと思います。
ピアノミニアルバム ラプソディインブルー
ドラマのものと同じ楽譜を探していました。
ドラマの楽譜だけでなく、ちょっと簡単めなアレンジも乗っていていろんなレベルの人が扱えると思います。
ただし上級の原曲と同じ構成の楽譜はないので注意が必要です。
ベスト・ピアノ100
姉妹編「Best Classics 100」よりはるかに出来がいいです。
なぜなら曲目の大部分が小品なので1曲全体が収録されて
いるからです。
ピアノを習っている娘のために買ったのですが
親の私もおおいに楽しんで聴いています。
パタジェンスカの「乙女の祈り」がこんなに楽しい曲だ
ったなんて認識を新たにしました。
全体としてピアノ小品集と言えますが、協奏曲が
10曲ほど混ざっていて、これらはもちろん尻切れ
トンボに終わっています。すべて小品にしてもらい
たかったです。そのぶん☆をひとつ減らしました。
ポーギーとベス [DVD]
ようやく全編を見終えることが出来た。なかなか時間が取られずに1/3で鑑賞がストップしていたのだが、いざ見始めたらストーリーも面白くて一気に見てしまった上にもう一度再鑑賞したくなった!
ガーシュインの音楽は、どこかアンドリュー・ロイド・ウェバーのそれにも通ずるものがある。メロディックで一度耳についたら離れない。あの有名な「サマータイム」を始め(3-4度繰り返し歌われる)、スピリチュアル(黒人霊歌)・JAZZ・ブルース・ゴスペルまでも感じさせるような黒人音楽とそして黒人の生活や文化・歴史をも体感できる名作である。聞いているうちに、これはオペラなのかミュージカルなのか一瞬分からなくなるのだが、それはあまり重要なことではない。
先日ヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」をスカパー!で鑑賞し、オペラ「利口な女狐の物語」でも味わったチェコ的とも言える独特の声質とメロディを再確認した。「ポーギーとベス」では、そのアメリカ黒人音楽的とも言える旋律と声質が味わえる。主要登場人物の男性二人が低音というのも個人的には嬉しい。女性ソプラノ二人は、たとえばキャスリーン・バトルやバーバラ・ヘンドリクスのような細く切ない、そして美しい声質の歌手を起用している。
3時間の作品の中で特に心に残るのは、葬儀をメインに苦難・絶望などのシーンだ。公民権運動のドキュメンタリーにも何度も登場する、迫害や差別の結果生じてしまった「葬儀」のシーン。黒人故に味わわされた地べたにもっとも近いところでの困窮する生活。そこでは神さまや天国のみが唯一の希望で救いだった・・。それらも含めて非常によく描かれている名作である。ぜひ生の舞台でも鑑賞したいものだ。
名序曲集
序曲というのは、聴衆の気持ちを掴むか否かを決定する「聴かせどころ」なので、名曲が多い(小説の書き出しと同じようなものですね)。
で、これはそういう名曲を集めたオムニバスなのだが、カチコチのクラシックリスナーは顔をしかめるでしょう(「アダージョ・カラヤン」よりはましかナ)。 でも、クラシックのコンサートでも序曲だけ取り出して演奏することは珍しくないので、別に「違反」ではないだろう。
一流どころの演奏をおさめた2枚組で1,500円は、嬉しい価格破壊だ。