マチベン DVD-BOX
6回限りのドラマにしておくにはもったいない、濃縮弁護士ドラマ。余分な遊びや弁護士各々の生活描写はすっぱり切り捨て、彼らマチベンが担当する事件とその裁判について集中して濃密に描かれていた。
江角マキコ演ずる主人公が逆に被告人として法廷に立つドラマ全体のクライマックスに向かい、その少し前から4つの事件を描いていく。
回を追うごとに個々の事件(とマチベンたちが思ったこと感じたこと)が微妙に、あるいは深くリンクしているのが見えてきたのも面白かった。解決の仕方に釈然としなかった第2話(冤罪の話)が主人公が検事時代から引っ張ってる事件との対比になっていたのには唸らされた。
印象的な光の演出、鏡やガラスに映った人物像、近すぎるくらい人物に寄るカメラアングル等もドラマを効果的に盛り上げている。続編を期待したい作品。なんたって村ぽん(小林隆)の事件がまだ描かれてないし。(^^)
マチベンのリーガルアイ
60歳を過ぎても毎日更新されているブログをまとめたという本書。
法曹界に何の関係もない僕が思い描く弁護士像。それはビジネスマン企業弁護士ではなく、離婚、消費者金融、詐欺、交通事故、医療過誤、宗教、産廃など徹底的に弱者である消費者側にたった弁護士で、河田英正さんはまさにその人だとこの本を読んでいて伝わってきます。
弁護士として、そして人としての案件への関わる姿勢が見えて、今までどこか遠い存在だった弁護士が近くに感じられます。
OSAKA
ひさしぶりにキー坊のCDかって良かったと思います。新たに入れた曲を除いて、なじみの
ある曲ばかりだし、スルーザナイトの始まりもいい。悲しい日々の選択はソロの彼の初期を知る人にとっては貴重だし(金森さんのすばらしい曲です)。大阪へでてきてから の音の創りのうまさ。 マイクも昔風にしたり、音のアレンジもJazzyに工夫したりして、私のようなOldSchoolにも受け入れられる音です。STSを見ていたもの(私もですが)にとって、また彼のそれ以降のソロを聞いていたものにとっても 最近の音はちょっとという人もいるかもしれませんが、これを聞いてみてください。 昔のオーバープロデュースでない、等身大の彼がみえると思います。
悲しい色やね も時がたって、熟成しました。 こういう形を創り上げたチームもいいんでしょう。