Eyes Wide Open [DVD] [Import]
DISC1の日本公演は音、映像共に☆5つ。
DISC2のLONDON公演、Bootleg TVというとこで流れたと思われますが、こちらがねぇ、、、カメラ2台(もしかしたら3台)での映像と思われます。引きが1台、ステージ傍の1台は基本的にブリュー、フリップ卿が収まる角度からしか絵を撮らないので、トレイ・ガン、パット・マステロットは殆ど近写では写るこがなく、どうしても単調な映像になってしまいます。勿論、音が聴ければ後は目を閉じても良いのですが、折角映像もつくのであれば、もう1台、逆方向のアングルも正直欲しかったところです。
DISC2の見所は、両Discを通して唯一、ダブルトリオ以前の曲として演奏された、アンコールのブリュー弾き語り(!!)Three of a Perfect Pair。これが凄いカッコ好かったなぁ、肩の力も抜けてて。変拍子には慣れっこのクリムゾン・フリーク、奇数拍の手拍子も問題ありません。
ダブル・トリオ時代の凄まじいREDやThrackアルバム収録曲の音が薄い点など、欲を言うと切りが無いが、CRIMSONのDVDがどんどん発売されて鑑賞できる今の環境に感謝しつつ、☆4つとさせて頂きます。
ROCK! ジャケ弁スタイル
キャラ弁があれだけ流行れば、ここはひとつ自分の好きな音楽ネタで…と考える人が出ても不思議はないとは思いました。でも、思い付いたからといって、すぐに誰にでも作れるものでなし。クリムゾンの宮殿といい、マーティ・フリードマンのTOKYO JUKEBOXといい、いやはやよくぞまぁここまで作ったなぁ…と。凄すぎます。
マッシュポテトで肌の質感を出し、焼きそばで髪の毛を表現し、海苔の佃煮で微妙なグラデーションを出し、キャベツや水菜などなど使い分けて色の調子を整えるなどなど、いろいろ工夫していて、素晴らしいです。
一部、それって味的にはどーよ?と思うところも無かったワケじゃないけど、作者の音楽への思い入れともども、楽しく頂きました。ごちそうさま!
MASKED RIDER KIVA COMPLETE CD-BOX
去年は劇場版が入ってなくてがっかりしましたが、今年はきちんと入っているようです。単品で購入するよりはかなりお手軽な値段になっていると思います。
個人的に気になる点といえば、サントラの分け方が気になります。例年では本編で使われた順(正確にチェックしていないのでわかりませんが)になっていたのではないでしょうか。今回はシーン毎(?)のようになっていて、少し聞きにくいような気がします。
また「Disc4 SKY」の歌詞は配信順になっているのでしょうか?歌詞が載っている順番とCDの順番が違うようです。曲を聴きながら歌詞を見る場合はややこしい仕様になっています。(というか仕様ですよね?)
あとは、作曲の背景等はほしいですね。歌に関しては本当に一言ずつ、サントラに関しては触れていません。
星四つの理由としては前者の方によるものです。後者は例年なので・・・。
アイズ・ワイド・オープン [DVD]
超絶テクニックのプログレ界の大御所、キングクリムゾンの2003年東京ライブ。(ブートレッグTV版ロンドンライブDVDもついてます。)
ステージに生えた2対(4本)の巨大な角(つの)。この角に象徴されるように、演奏は、きわめてハードでヘビー。インテリジェンスあふれるロバート・フィリップス(G)も、やっぱりヘビメタをやりたかったんだ。ドラムがパット・マステロットに変わったのも納得。タムを多用したリズムパターンなど独特のいい味だしてます。エイドリアン・ブリューも、髪は真っ白になったのにピョンピョンステップ踏んで、元気、元気。ギターテクも凄いし、特にハードナンバーのヴォーカルが良い。トレイ・ガン(B)は、目立たないけどタイトに3人をフォロー。
ロンドンライブ版の方は、画質は少し甘めだが、フィリップスやブリューのアップが多いのが良い。演奏曲目も、ダブルトリオ時代からのナンバーや実験的ナンバー、デビッドボーイの「ヒーロー」まで、いろいろチャレンジしてて面白い。
ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ
アルバムとして見ると、DVDオーディオとしてはチョットお高い、と思うかもしれませんが、5.1チャンネルと2チャンネルステレオを変える事により、実は2チャンネルステレオヴァージョンでしか聴けない3曲入っています。アルバム全体としては、1972年の懐かしい「アイランズ」に似ている印象です。これは、サックスに久々のメル・コリンズが入っているからかもしれませんが、各曲とも静かに燃え上がる「クリムゾン」という雰囲気で、かつての「レッド」や「太陽と戦慄パート2」のような、攻撃的な曲は有りません。敢えて言えばDVDオーディオの2チャンネルステレオでのみ収録されている「シークレッツ、インプロヴィゼーション」や「ディス・ハウス、インプロヴィゼーション」は緊張感が高いのです。
というわけで、CD単売のものよりも、こちらのヴァージョンを購入する事を推薦します。蘇った「クリムゾン」プロジェクト、万歳!