ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX1
自身が調布市民ということもあり見始めたドラマでしたが、朝ドラはもちろんNHKのドラマを今まで1度も見たことがなかったので、あまり期待せずに見ましたが、いやいや、すごくハマってしまいました。
お見合いから5日で結婚。最初はよそよそしく、すれ違いだったのが、次第に心を通わせ、夫婦なのにまるで付き合って間もない初々しい恋人同士のような関係が、とても微笑ましい前半でした。
そして、この夫婦をとりまく脇役の方々がとにかくおもしろ過ぎです〜。
NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」オリジナル・サウンドトラック
初夏の頃から番組を見始めたニワカファンです。
布美枝の弟が亡くなり、彼を回想し布美枝が号泣する回では
兄弟がいない私でも十分に感情移入し、朝から号泣させられました。
演出の良さ、役者さんの熱演、そして編集が巧みであったことももちろんですが
音楽がさらにこのシーンを盛り上げてくれたのも間違いないことだと思います。
そこに使われていたのが、この音楽集の36曲目『信念を貫くペン』でした。
私の場合、この曲を聴きたいがためにこの音楽集に興味を持ったのですが
購入して正解でした。
自宅で再生したところ、松下さんが号泣するシーンが目に浮かび再び目頭を熱くしました。
私にとっては、映画『三丁目の夕日』のテーマ曲以来となる屈指の名曲です。
一通り全曲聴きましたが
さすがに連続テレビ小説の音楽集だけあって
どれも毒気が無く、耳に心地よい優しい音楽ばかりで
どちらかというと、じっくり聴き込むというよりは、
BGMとしてさりげなく部屋に流しておくのに向いている思いました。
とにかく、長く愛聴して行きたいと思わせてくれる音楽集です。
ゲゲゲの女房 [DVD]
水木夫妻が成功するその一歩前まで、すなわち夫婦にとって一番厳しかった下積み時代を描いている。貧乏ぶりのリアリティが半端じゃないです。 クドカンこと宮藤官九郎は、表情も顔つきも昭和の貧乏人そのもの。(笑) NHKの連ドラの向井理より100倍水木しげるに近い。
一度家に泊めたことのある漫画家志望の青年が餓死したと聞いて、一瞬絶句した後、急に『ハツ、ハッ、ハッ』と笑い飛ばし、それでも俺は前へ行くという水木しげるもまた壮絶です。
TVでは松下奈緒が明るく素直でけなげでしたが、本作の吹石一恵は最初から不機嫌を隠そうともしません。その不機嫌さが、とても自然。不思議な好感と人間臭さを感じさせてくれました。
妖怪やアニメを登場させるの演出は諸刃の剣とは思いましたが、背景を無理にCG修正せず、現在の近代的建物をも堂々と映す自主映画のよう演出法と、個人的には、さほどの違和感はありませんでした。
この貧乏生活を微笑ましく見ていられるのは、我々が水木家のその後の大躍進を知っているから。どんなに苦しい生活もいつかは抜け出せる。そんな確信があればこそ、自分達は貧乏生活を娯楽として楽しむことが出来る。(笑)
水木しげるの成功シーンを見たかったのですが、鈴木監督の『省略の美学』からか、これからの成功を多少にじませスッパリと終わっています。
水木しげるプライベートBOX 世界妖怪遺産
水木しげる氏を「ゲゲケの鬼太郎を描いた漫画家」として知っている人はたくさんいるでしょう。
確かにそうですが、本当は、かの先生の画業の白眉は、その妖怪(あるいは妖精/精霊)達のイラストにあると思っているのは、私だけではないはずです。
緻密な点描、明と暗のコントラスト…そして、それ自体がおどろおどろしくも見えてしまう草や木あるいは建物の、凄まじい「背景」の存在感…
江戸時代きっての妖怪画家「鳥山石燕」の絵を下地にしたイラストも多数ありますが、その独特の画風ゆえに、石燕のそれより、遙かに現実感のあふれる空間を描き出しています。
このBOXは、文字通り、その妖怪・精霊文化の素晴らしい「遺産」として、後世にも残しておくべきものと信じて疑いません。
もし、子供さんが自宅でパソコン学習をする様な場合でも、ぜひ、このROMも一緒においてあげて下さい。
昔の田舎の夜の「真の暗闇」を知らない世代にも、きっと素晴らしい情操教育の一助となってくれると思います。
水木しげるの新・妖怪伝
カードゲームというのはルールが複雑なもの。やはりこのゲームもルールが複雑だった。ルールを把握するまで苦労するし、人によっては把握するまでに挫折してしまうと思う。また、バトル時間が長くてダレてしまうのも残念。