Live in America 1992 [DVD] [Import]
昔のアナログシンセサイザー音を期待して購入したが、現代にスリ寄りした方向性が、個人的には何かを失わせてしまっている気がする。内容は充分だが、好みの問題。全体的に色が暗いのが、デジタリックな音に合っていないかも知れない。現代のミニマルミュージック、というよりは、あのタンジェリンが現代にリメイクされ、ボーカルもフューチャーしている事を歓ぶ人には大変良い資料として購入する価値大。
Rubycon
Phaedraに続く、75年発表のアルバムです。多数のアルバムを発表し、サウンドも時代により、変化を見せるタンジェリンドリームですが、前作のPhaedra、次作のRicochetの頃のアルバムが、皆がTDの名前を聞いた時に、最もイメージされる音になっているのではないでしょうか。
当アルバムですが、12がPART1、2ということで構成は非常に似ており、幻想的な音が波のように寄せて返す導入部に始まり、ポリリズム的なシンセリズムに乗せて、多彩なサウンドが行き交う展開部に続き、最後は波が引くように微かな音になっていきます。何れにせよ、一度、この世界にはまると非常に心地良いのは前作同様ですが、シンセリズムに音楽のドライブ感のようなものが感じられるのが、前作との違いでしょうか。
ただ、非常にアンビエントな音楽なのですが、やはりはまらないと単調な音楽に感じられる可能性もありますので、前作同様、星は4つにします。
Phaedra
Tangerine Dreamが作り出した最高傑作中の最高傑作です。
個人的には他の作品はあまりパッとしない印象を受けますが、これは違います。
縦横無尽に迫り来る70年代前半のアナログシンセ、その音の選択、音質、録音、パンニング、そして曲構成と、すべてに非の打ち所がありません。
最初はテリー・ライリーに影響を受けたんだろうな、ぐらいしか思っていなかったのですが、完全に間違っていました。
音楽にはドラマが必要だと考える方、この時代のアナログシンセが好きな方、「2001年宇宙の旅」の木星突入シーンが何よりも好きな方にはマスト中のマストです。
「アナログシンセはこうやって使うんだ!」というくらいのまるでお手本みたいな、完璧な作品。
是非チェックを!
THE VIRGIN YEARS: 1974-1978
ディスク3枚にアルバム5枚と既発オリジナルアルバムには未収録だったボーナストラックが収録された超買い得なタンジェリンドリーム入門盤
Disc1
フェードラ
ルビコン
Disc2
ルビコン(ボーナストラック)
リコシェ
ストラトスフィア(浪漫)(前半)
Disc3
ストラトスフィア(浪漫)(後半)
ストラトスフィア(浪漫) (ボーナストタック)
サイクロン
フェードラ(ボーナストラック)
ルビコン(ボーナストラック)
ご覧の通り少し雑多な感じを受けるほど容量限界に3枚組で収録
特にDisc2〜3のストラトスフィア(浪漫)はしっかり1枚のCDに収めて欲しかった
輸入盤は3枚組厚プラケースでそれぞれのジャケットアートワークがじっくり見れないのが多少残念なところではあるが、
2倍以上の値段の国内盤よりは買いやすい
ついでにTHE VIRGIN YEARS: 1979-1983も出してくれたら尚よし
70年代ドイツのグループで当時のジャンルで言えばプログレッシヴロックではあるが、多様な方面に影響を及ぼし、2011年現在でも精力的に活動中なので
このグループ聴くなら、ぜひこのお得盤からどうぞ