ジャイアンツ [DVD]
壮大で優雅、時にシリアスにも見せる、ジョージ・スティーブンス監督の傑作。オープニングから、日本人からは想像を遥かに越えたアメリカの地の広大さ。美しい画像と雄大なテーマが流れるだけで画面に引き込まれてしまう。ただ、ただ広がる地にたった一軒だけ聳え立つ家が印象的で、ここに住むのがロック・ハドソン、その新妻エリザベス・テーラー、そして、その下で働く上昇志向の強いジェームズ・ディーン。この3人を中心に、西部一家の30年余りの紆余曲折の歴史を監督は、丁寧に細やかに描いている。
ハドソンの骨太な演技と、繊細でかつ魅力的なジミー、輝くばかりの美貌のリズを見せて3時間余り、ゆったりと流れる確実な時間とそれに重なる風景と物語は、1つの家族の歴史を見ている者に投げかけて、まったく長丁場を飽きさせない。どんな広い土地に住んでいても、家族間の小さなトラブルは、どこの家でもありそうな事だったりするのが、とても興味深く、この一家に自然に思い入れが強くなってしまう。また監督は、そこに辛口な様々なアメリカ社会の見栄や土地・人種問題も絡ませる。そして何と言ってもこの映画の見所は、カーボーイ・ハットにリーバイスのジミー・ディーン!アメリカの広大な土地にこれ以上、絵になる男はいないなと確信してしまった。出来れば後半、もっと、彼の場面を見たい気にさせられたが、彼は撮影場面を、あと少し残すのみとなったまま、突然逝ってしまったのが、何とも悔やまれる。ここには、青春映画から脱皮した早くも大人のジミーが堪能出来る。見所たくさんの必見作の1本です。
トルバドール・リユニオン(DVD付)
当初こちらでオーダーしてましたが、到着が遅そうだったのでオフィシャルサイトからに切り替えて速攻で届きまして一先お先に堪能させていただきました。
もうただただ素晴らしい!の一言です。間違いなくMust-buy!なアルバムです。
武道館で涙して、笑って、歌って、踊ってほんとうに生きてて良かったと思えるライブだったわけですが、今までいろいろ観た中でも人生最高のライブだったと思います。
行かれた方でつまんなかったって人には一人も出会ってません。もうみなさん感動しまくりだったと思います。
その興奮も冷めやらぬ中でのこのCD/DVDのリリースなわけですが武道館のような大会場とは違ったLAの伝説のTroubadourでの2007年のライブが音だけでなく映像でも存分に楽しめます。TroubadourといえばJackson Browne, Eagles, JD Souther, Linda Ronstadt...といったアーティストが有名になる前に活動し巣立っていったライブハウスであることはご存知かと思います。
彼らの原点であるTroubadourでのライブに行けた人はほんとうにラッキーです。観客のみなさんも幸せそうです。Carole KingとJames Taylorが一緒にいるだけでなく、そこにはDanny Korchmar, Lee Sklar, Russell Kunkelというこれまた豪華かつ強力なThe Sectionがバックを固め、しかもすぐ近くで観れるんですから。
残念ながら日本公演を観れなかった方も行かれた方も武道館とはまた違ったホームコンサートのような楽しさを味わえます。今回のツアーでは30曲弱やってくれてるのでこの15曲だけでは物足りなさが残ると思いますが、それでも十分に堪能できる内容です。ちなみにオフィシャルサイトでは送料払ってももっと安く買えるし特典もあるので、そちらもご検討されてはいかがかと思います。
CK & JTという素晴らしい二人にThe Section、もうこれだけで値打ち物です。
すべての音楽ファンにお薦めのCD/DVDです!
とは言っても現在は彼らはUSツアー中ですが今年のツアーもぜひDVDで出してほしいものです。
一つ注意点があります。ディスクががっしりケースに取り付けてあってなかなか外れません。私はあきらめてディスクを留めているツメを割って取り外しましたが。無理してディスクを割ってしまわないように気をつけてください。
断絶 [DVD]
モンテ・ヘルマン作品はこれまで3作品がDVDで出てますけれど、この1番有名な作品がやっと!DVDになったというか、やっと!初めて見ることができて私は大興奮しております。アメリカンニューシネマの名作と言われてましたが、他の映画は何度もリバイバルされ名画座にかかりいろんなメディアでソフト化されてきてますけれど、これだけはどうしても見ることが出来なかったのです。正にそういった状況が呪われた映画と呼ばれ、私のように何十年も見れなかった人間には幻の映画だったのです。で、当然私は1シーン1シーンを食い入るように見た訳ですが、噂通り本当に地味な映画でしたねぇ。2人の若者が、賭けレースをしたり車を修理したり、おっさんや、お姉ちゃんと知り合って行動を共にしたりして旅をするだけ、ただそれだけの映画です。勿論伝説になっているくらいですから、1シーン1シーン食い入らせるだけのエモーショナルな画であり、またいい映画を観たという充実感はあるのですが、人によっては恐ろしく退屈な映画となるかも知れません。ニューシネマって今見ると結構退屈なつくりしているものも多いですけど、必ずセンセーショナルなシーンが入っててそれが脳裏にこびりつく訳ですが、この映画にはそれすらありません。ニューシネマって若者の鬱積した反逆精神がむき出しになって渦巻いている筈ですが、この映画はひたすら淡々と若者の鬱積した感情は内に籠もるのです。それでも静かにテーマを謳っている分、これからもずっと残る名作となるのはこちらの映画かも知れません。待ちに待ったソフト化ですので私はコレクターズ・エディションにしましたが、封入物の冊子はこれを単独で本屋で売っていたら2,000円では買わないなというものではあります。やっとこの映画に出会えるのが嬉しい人のみが、太めの解説書みたいなこのおまけも楽しめるんだと思います。
The Circle Game
1970年10月、ロイヤル・アルバートホールでのコンサート。
ジョニ・ミッチェルとジェイムズ・テイラーが競演しています。ギターでのアコースティックなライブです。映画「イチゴ白書」でバフィー・セントメリーが歌っている「The Circle Game 」をジェイムズ・テイラーと本家本元のジョニ・ミッチェルが楽しくハモっています。そして、ジェームズテーラーの曲「You Can Close Your Eyes」も2人のハーモニーで聴くことができます。こうゆうCDを、レアものというのでしょう。ジェイムズ・テイラーのギブソンJ-50の太い音とジョニ・ミッチェルのマーチンの繊細な音の特徴がよく分かります。また、ジェイムズ・テイラーのデビューアルバム(アップルから出たもの、ポールマッカートニーがバックをやっている。)にある「Rainy Day Man」も聴けます。こちらのライブのほうが断然いいです。
収録曲
1.Songs About The Midway
2.Gallery
3.Rainy Day Man
4.Steam Roller
5.Priest
6.Carey
7.Carolina On My Mind
8.California
9.He Played Real Good For Free
10.The Circle Game
11.You Can Close Your Eyes
フィンガー・ペインティング
1977年録音
デイブグル―シン、リーリトナー、ハービーメイスン、アンソニージャクソン、ルイスジョンソン、ラルフマクドナルド、スティーブガッド
このメンバーで時はフュージョンブームと来れば質の高さも納得いきますし今聴いても全く古く無い音です
このアルバムを超えるアールクルーのアルバムがあったら是非教えて下さい 〜多分存在しないと思います〜
買って絶対損しない名盤中の名盤で自信を持ってお薦めできます