EMOTION the Best さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち [DVD]
大人気作品の続編にして、感動の『完結編』(と私は思う)。
空前のアニメブームの真っ只中、日本映画史上記録的な大ヒットを飛ばした名作です。
ヤマトの活躍で、地球に平和が訪れたのも束の間、新たな謎のメッセージをきっかけに、
地球最大の危機が訪れ、ヤマトクルーたちは再び結集する。
早くも平和ボケ、最新強力な兵力への過信と奢りに満ちた地球。
新たな脅威には、最新の兵器も宇宙戦艦も歯が立たない。
役目を終えた「ヤマト」の廃艦と、とってかわる新造艦の就任など、
クルーたちが時代の流れを感じつつも、地球のために戦う姿が心を打ちます。
話としては、黄金のパターンではあります。
例えば「スタートレック」映画版第一作とかも基本的には同じパターンですね。
最新鋭戦艦アンドロメダの「拡散波動砲」や、そのテーマ曲も懐かしい。
(何か飛び散るたびにみんなで「拡散波動砲〜!」と言っていたあの頃!)
劇場用完全新作なので絵もきれいです。
(テレビ映像再編集版がほとんどだった当時としては珍しかった!)
クライマックスは涙なしには見られません。
ラストの決着の付け方には批判もありますが、当時はもう素直に、ただ、ただ、感動の涙でした。
私のヤマトはここで終わった!
号泣・涙・涙の感動の完結編でした。
さらにさらに、その後の歌が良かった!!
まさかエンディングをジュリーが歌うなんて!
当時でもまだ、アニメの主題歌を普通の人気歌手が歌うなんて、前例のないことでしたね。
沢田研二が歌う主題歌は、作詞・阿久悠、作曲・大野克夫、編曲・宮川泰
という豪華スタッフによるもので、大人向けのバラードで必聴です。
本当のヤマトの最後を見届けてください。
そしてその後のパラレルワールドは忘れましょう。
さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅- [Blu-ray]
この映画は鉄郎が999に乗った目的も、メーテルが女王を継いだ目的もはっきりしなくて蛇足的というか、見た後になんかいつもモヤモヤします。
ただ映像は綺麗で、このブルーレイは恐らくソフト化初のSAYONARAの歌詞がちょん切れていないバージョンです。
ストーリーはいまいちだけど、999の世界観は表現しているのでやっぱり良いと思います。
この後にエターナルを見る予定でしたが、感動を損ねるので止めにしました。(笑)
冒頭のイントロが飛ばせなかったり、続き再生が出来なかったりデメリットはあるけど、今まで発売されたさよならのソフトの中では最高峰だと思います。
魔物語 (講談社コミックスなかよし)
「なかよし」の付録別冊に掲載された4編の怪奇オムニバスと、2号連続の読み切り1編が収録されている。付録の4編は、どれも・・怖い!!特に、1話目の「にんじん大好き!」はたった13ページなのに、すごい存在感。また、2話目の「最終バス」も、シュール。「女の親友」って・・。読み切りの「そして闇はよみがえる」は「なかよし」で読んだ時、涙が止まらなかった。そして・・!感動だけでは終わらせないのが松本先生。最後はやはり、恐怖で締め。
どの作品もとても印象的で、コミックス化を待望していました!今は廃盤になってしまったけれども、興味のある方はぜひ!!購入されることをオススメします。
金田一耕助の冒険 特別版
1から10曲目は、この企画アルバム用に作られた物なので、市川昆&石坂浩二コンビによる映画のサントラではありません。大野雄二氏や村井邦彦氏の曲に慣れた耳にはちょっと違和感があるかも。ボーナストラック(裏メイン?)の茶木みやこさんや古谷一行氏(イイ声!)も良かったですが、私としては13曲目の「愛の女王蜂」も良かったです。当時の映画「女王蜂」公開時に、カネボウの「口紅にミステリー」キャンペーンで「ミステリア〜スクイ〜ン」のサビが印象的なCMソングとして大量にOAされてたので、ご記憶の方も多いと思います。かつての横溝ブームにはまった人は、気に入る一枚だと思います。
銀河鉄道999 [Blu-ray]
アニメーション映画の傑作が、2009年9月9日に満を持してBlu-rayで登場。
この壮大な世界観を、1979年製作とCGもない時代に見事に創りあげたことに驚かされる。
ブレのない芯の通ったストーリーとテーマ。美しい作画。
幼少の日々の冒険心と想像力を、健全に育ませる事が出来た作品。
忘れ去られることなく、記憶の片隅に残る。
その記憶の断片が、鮮やかに目の前に広がった。
冒頭の諸注意事項は、車掌が説明してくれる演出。
「これから出発しますよ」といった感じで期待が高まる。
傷やノイズは、全く気にならずほぼ皆無。濃厚な発色が眩しい。
重要な宇宙の闇や衣装、陰影などの黒が良く締まり全体が明瞭。
力強く、活力のある画。
時折見せるザラリとした質感や、手描きならではの均一でない輪郭の骨太さも魅力。
今回新たに擬似的に5.1ch化され、ロスレスで収録されたサウンドも素晴らしい。
非常に巧く振り分けられていると感心した。
列車の軌道・吹雪など、その移動感がきちんと感じる事が出来、そのスケールが更に大きくなった印象。
PCM(モノラル)も収録されているが、こちらのサラウンド版もおすすめ。
特典は、「銀河鉄道999 ガラスのクレア」、銀河鉄道999特報、劇場予告3分17秒版&3分36秒版、ガラスのクレア予告。
全てAVCエンコードのHD画質、音声はPCM16bitで収録。
製作関係者の作品に対する愛情が感じられる。
終盤のナレーションからのシークエンスが、より一層印象的なものとなった。