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トルバドゥール~チャンピオン・アルバム
K'naan(ケイナーン) はアフリカはソマリア出身。内戦を経てNYへ亡命。詩人の父と歌手の母の血を引き継ぎラッパーに。本アルバムは故ボブ・マーリーの自宅スタジオの鍵まで渡してもらいそこでレコーディングされた。そのせいもあり、メロディーやバックコーラスの随所に戦争や闘争を肌で経験した者で無ければ表現出来ない"ピース"で”One Love”な熱い想いが感じられる。そんなメッセージがアフリカ、ジャマイカ、NewYorkのテイストをベースに繰り広げられる音楽的にも充実したアルバムだ。以外な所でMaroon5やMetallicaのメンバーとのコラボ曲も収録。祝!サマーソニック2010来日!
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アイ・アム・レジェンド 特別版 [DVD]
序盤はあまり展開がなくちょっと退屈に思ったけど、無人のニューヨークでのネビル博士の生活(車を飛ばしたり、街中でゴルフしたり、まじめに黙々とワクチンの研究etc)がなかなか面白く世界観もでてた。ネビル博士の苦悩や孤独感もうまく描かれていて、主演のウィル・スミスの演技力も堪能できた。
後半はダークシーカーと呼ばれる人間のなれの果てを捕えて研究したり、生き残りの人々との接触があったりと、全体的に人間ドラマの要素が強いが、世界観もうまく描けており、終盤の襲撃シーンもなかなか緊迫感があったため、クオリティーはかなり高いと思われます。
続編(前日談)の製作も決定しているとのこと。今から楽しみ。
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ONE LOVE
エレクトロ・ホップ、正に言い得て妙な言葉だと思います!!
エレクトロとヒップホップの融合、なんて固いことを言わなくても聴いてそれがゴキゲンなサウンドだったらそれでいい!!まさにそんな一枚。
しかしこれだけの豪華ゲストを迎えているのに、バラバラな感じじゃなくてアルバムとしての完成度も高いなんて・・・すごいですねデヴィット・ゲッタ。そのプロデュース力にも感服です。
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アイ・アム・レジェンド [Blu-ray]
全編バケモノ映画だった。『バイオハザード』や『ブレイド』に通じたゾンビ映画もしくは吸血鬼映画。強いて言うなら、『28日後』が最も近いだろうか。
バケものが強く、気持ち悪いほど面白い。だから、今回もまあまあ楽しめた。緊迫感があった。
最も特筆なのは、ニューヨークのマンハッタンを舞台としていること。
荒廃したマンハッタンを舞台に、サウスシーポートやグランドセントラル駅やタイムズスクエアや、とにかくどうやって撮影したんだろうと思うくらい、マンハッタンの超ど真ん中でのシーンが多く、嬉しかった。でもそれは全てCGだろうけど。あと、相棒が犬なのが良い。
でも、突っ込みどころは満載。なんのウィルスか?過去にどうなって現在のこの状態に至ったのか?なんでウィル・スミスだけ免疫があったのか?ウィルスが広まる過程もドラマになりそうだけど、全く物語が省かれてた。
最後も、やっぱりこんな感じか・・・と最近のハリウッド的簡単な結末でお茶を濁された。
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アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]
人類絶滅後に自分と愛犬だけの孤独な世界…
設定はとても魅力的だとおもいます。
確かに誰もいない荒涼としたNYの映像は圧巻でした。
でもいくらCGや映像技術が進化しても、肝心のストーリーが
こんなにありきたりな展開じゃもったいなさすぎます。
なにより今時、突然の大音量で驚かす低級な不意打ち演出には
うんざりしました。
後ろから大声で背中を叩いて驚かすような子供じみた騙し討ちを、
もし恐怖の演出と考えて使ってるなら恥ずべき情けない勘違いだと思います。
結局「地球最後の男」ではないし、ラストもスッキリできませんでした。
予告編を観た時から楽しみにしてたので、なんだか裏切られた感じです。