ベスト60’S 100
還暦を過ぎましたが、今でも和洋のポップスをはじめジャズやクラシックまで楽しんでおり、結構年季の入った音楽フリークと自認しています。
日本ではまだ演歌が全盛のころラジオから聞こえる洋楽ポップスに夢中になり、週末のベストテン番組をかかさず聴いていました。
オールデイズヒット曲集は色々出ていますが、さすがに60年代当時の物はそろそろ商品が希薄になって行くのではないかと心配になり、
手に入れました。
良かった点は、思った以上に(いやかなりの満足度で)音質が良かったことです。
防音と音響調整を施した部屋でそれなりに贅沢な再生装置で聴いていますが、今でも保存している当時のLP盤やドーナツ盤に特有の再生ノイズは
デジタル処理で当然皆無になっていますし、ステレオ録音普及期の特徴である左右の音源が今に比べて極端にセパレートされた(たとえば左にドラムス、右にギター、真ん中ボーカルなど、これがステレオ録音なのだと強調されたような録音が多かった)音もそのまま再現されています。
音圧レベルも最近のCD並みにあり、オールデイズオムニバスで時に見受けられる小さくこもった音ではないことはかなり評価に値します。
不満な点は、この種の物にはついて回りますが100曲もあるのに自分の好きだった曲がまだ入りきっていないこと(これは承知で買ったので文句は言えませんが)と、何曲かがオリジナルヒットのミュージシャンではないことでしょうか。
たとえば「リトルホンダ」はやっぱりビーチボーイズでないと自分には楽しめません。
Four Plays: Come Back Little Sheba, Picnic, Bus Stop and the Dark at the Top of the Stairs (Black Cat Book)
同時代に活躍したテネシー・ウィリアムズと比べると、ウィリアム・インジの戯曲は、現在再演されることが少ないし、翻訳もひじょうに手に入りにくいです。インジ作品は市井の人々の細かい感情の動きを扱っていて、派手さがないからでしょう。でも、戯曲として劣っているわけではないと思います。むしろ活字で読むとインジのほうが面白いくらいです(少なくとも私には)。この本には彼の代表作が集めてあるので、ぜひおすすめします。どれも映画化されていますから、字幕付きのビデオを先に見て、それから原書に取り組むのもいいでしょう。語彙や文体は平易なほうだと思います。
Theatre Of Strings
映画音楽の魅力を再認識させてくれる。
moonriverはその切なさを、god fatherはその哀しさを伝えてくれる。
僕たちの記憶にある音は、このアルバムで再構成され、新たな魅力と共に耳に届く。弦を弾く切なさが心に響いてくる。
中国株は成長株の時代に
「もしもしQさんQさんシリーズ」の23冊目の本ですが、中国の経済成長が第二期に入ったところで、次の成長株は何かに力点をおいています。普通株の本は銘柄の紹介に終始し、時間がたつと古びてしまいますが、この本は銘柄の紹介だけでなく、成長株の探し方、持続の仕方の要領を書いていますから、いつ読んでも参考になります。また本書では、邱さんが中国大陸で展開している事業の内容やその進行状況、さらには、若さを保つためのアンチエイジングが書かれ、「生き方」の勉強になります。そういう意味で、この本は理財と生き方の両方に役立つレベルの高い参考書です。