九州少年 (ポプラ文庫)
先日、甲斐バンドのラストツアーのドキュメントをふとテレビ欄で発見し録画して観ました。
(マイクスタンドのアクションは昔より上手くなってるような気が・・・)
その後、なんとなくamazoneを検索していて見つけた本書。
最近、聴くことも少なくなった甲斐バンドの甲斐さんが自伝を書いたいうので懐かしく
なって購入しました。
内容は甲斐さんの少年時代からプロとして東京に出て行くまでの話で
中でも話の中心は5〜6歳から音楽に目覚めていく小中学生の頃のものとなっています。
一番印象的なのは甲斐さんの母親への想いの大きさで、どんなにやんちゃしても
決して「母親に心配をかけない」のが男4人兄弟の大前提だったというエピソード
がいい味出しています。
甲斐さんが音楽少年になる前は映画少年だったとか、甲斐さんが歌詞を自作するきっかけ
となったエピソードなど初めて知る事も多く、甲斐さんが好きな人は一読をお勧めします。
甲斐さんにはFMの「サウンドストリート」などで色々な音楽の扉を開いて貰いとても
感謝しています(下田逸郎、ストリート・スライダース、etc.)
今でも「安奈」はカラオケの十八番な私です。
Big Night~KAI BAND LIVE AT BUDOKAN 1996~ [DVD]
自分自身の“あの頃”や“あの時代”を思い出す内容です。
甲斐バンドや甲斐さんソロのライブを見に行った事がある方なら手にして見るべきです。
色褪せない甲斐バンド、きっと時が止まります。
画面の告白
自ら ミュージシャンで、詩人 演技者 演出家 でもある 甲斐さんの「KAI感」
楽しく拝読しました。例えば テレビドラマ「風のガーデン」をとり憑かれた
ように見ていた自分と その他演技者えのコメント等の「 KAI感」と共感して
いてうれしい。その他 映画評等は名文なのに簡潔 洋画音痴の私の参考書です。
先ずは「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見る (oosakabaaba 72才)
36年目 ~ The Premium 35years Past ~ [DVD]
8年前から続く甲斐さんのボックスシリーズ。
本作が一番カメラワークがよかったように思います。特に今年2月のツアー最終日を収録した『35th』。ほか5作品からすると格段とカメラワークがよくなっています。
また『35th』と並んで未公開映像の『イン・フォーラム2008』。このツアー映像は、DVD『NEVER END』で既発されていますが、こっちのパフォーマンスの方が良いと思いました。『NEVER END』は、会場のスケールのおかげで壮大な感じはありましたが、本作の方がパフォーマンスは上だと思います。
他4作品も『ロッキュメント』や『My name is KAI』、『シリーズ・オブ〜』ほどないにしても、実験的なLIVE映像が盛りだくさんです!
シングルズ
『HERO』がヒットしたのは、まだ中学生になりたての頃だった。兄貴が買ってきたベスト盤(『甲斐バンドストーリィ』)をこっそり聴きながら大人の怪しい世界に嫌悪感を覚えつつも引き込まれ、『安奈』のB面の『翼あるもの』のかっこ良さに衝撃を受けた。「人生はいつも路上のカクテルパーティー」なんて、なんというかっこいいフレーズ!って思った。(後々ストーンズのパクリだったことがわかってがっかりしたけど・・・。)そんな風に、甲斐バンドは僕らの世代にとって嫌悪感と憧れの入り混じった大人の世界の象徴だった。
このシングルスの「買い」のポイントはなんといっても、シングルの縮小版の歌詞カードがついてるところ。これは懐かしさをそそります。それからB面収録の名曲が聴ける事。僕の場合、前述『翼あるもの』、それから『暁の終列車』!多分人それぞれに思いいれのあるB面曲があると思います・・・。懐かしいと思う人は一家に1セット必携です。