ハイディング
カントリーには名ギタリストが多いですけど、私的にはJerry Reed、Tony Rice、Les Paulに次いで好きなプレイヤーです。
特にこのCountry Boyは様々なギター・オムニバスにも収められている名曲です。
全く隙間なく敷き詰められたような演奏で、息つく暇も無い程。
1970年代終わりから1980年代には、結構こういうタイプのカントリーを基調にしたギター演奏はロックで流行っていたみたいで、The Doobie BrothersにもSteamer Lane Breakdownという名曲がありますが、Albert Leeはそれも超えちゃってます(こっちの方がリリースは先ですけど)。
ボーカルも少しカスレ気味な若々しい活きの良い声で、凄く親しみやすい。
カントリー&ウェスタンとして聴いても、ロックとして聴いても、今でもまるで古さを感じさせません。
24年前の演奏とはとても思えない・・・!
攻撃 [DVD]
この作品の根底に流れる名誉欲が強く部下を見殺しにもする上官という設定は「戦争のはらわた」の鉄十字勲章に固執し部下の殺戮までも命じる上官(マクシミリアン・シェル)や「プラトーン」で民間人も殺害する上官(トム・ベレンジャー)にも通じる。
「攻撃」というこの作品は戦場という極限状態においてダメな上司と対決する部下を描いた最初の作品なのかもしれない。
この作品ではもともと戦略などほとんど頭になく、自分を危険にさらすよりは部下を平気で見殺しにする中隊長クーニー(エディ・アルバート)に復讐の念を抱くコスタ中尉(ジャック・パランス)らの悲劇を描いたもの。コスタ中尉ひきいる小隊はクーニーの援助を受けられず孤立した状態から脱出を試みるが、ドイツ軍の機銃掃射を受け戦友が次々倒れていく。このシーンは「戦争のはらわた」のクライマックスの味方の機銃掃射で無残に死んでいくシーンを彷彿する。そして、怒りに燃えたコスタ中尉が瀕死の状態に陥りながらも神に復讐の機会を祈りながら倒れていくシーンは壮絶。最後までクーニーに裏切られながら倒れるコスタ中尉を演じるジャック・パランスは最高に凄味があり、最後の死に顔まで強烈な印象が残る。
また、エディ・アルバート演じる臆病で名誉欲だけのクーニー大尉の異常さと政治欲に溺れるその上官(リー・マービン)の最後まで人を利用する態度は観る者にコスタ中尉の怒りがシンクロする。そんな、世の中の不条理(通常の社会でも起こりえる不条理)を戦争という極限状態で描きなおしたようなある意味迫力ある社会派の戦争アクションのように思える。
ただ、エディー・アルバートのクーニー大尉があまりに不甲斐ないのでちょっと現実味がないのが難か。「プラトーン」など様々なその後の作品に影響を与えたロバート・アルドリッチ監督の渋い佳作であることは間違いない。
ブルース・エニタイムII(K2HD/紙ジャケット仕様)
1960年代前半、ビートルズの大ブレイクの影で密かに息づいていたブリティッシュ・ブルースメン達の活動記録として資料的価値は高い、この辺の地道な活動が60年代後半以降の「ブリティッシュ・ロック」全盛の下地となったわけです、
50年代後半にアメリカと欧州で起きた黒人ブルース再発見ブームに触発された1940年代生まれの当時10代後半から二十代前半の白人ミュージシャン達による黒人ブルース解釈の最初の成果の一つでもある、
後に名を成し21世紀の現在では大御所であるエリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ロッド・スチュワート、ニッキー・ホプキンス、アルバート・リーらの若き日の演奏集として彼らのマニアにはこの音源が最初にLP化された70年代初頭より必携盤となっています、
ファインディング・ニモ [DVD]
親子愛・友情などを描いた海洋ファンタジー。
色んな種類の海洋生物が登場します。
とにかく主人公のニモが魅力的なので
世の大人はきっと父マーリンに共感するはず。
もともと子供向けなのでストーリーは単純。
だから少し物足りなく感じる人もいそう。
でも、さすがはピクサー&ディズニー映画。
大人が考えさせられる部分は少なくない。
鮮やかな海の映像が観ていて楽しいので
子どものいるファミリーにオススメ。
続 夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]
~The Good, the Bad & the Ugly (Extended Version Collector's Set)の日本語版。
英語版では特典だったイタリア語のみのカットされた部分+αを新たに現在のクリント・イーストウッドとイーライ・ウォーラックが吹き替えをしている。
リー・ヴァン・クリーフは既に亡くなっているので別の俳優が声を当てている。
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だが日本版はこれだけではなく、なんとTV版の日本語音声が収録されている。
ということは山田康雄、納谷五郎、大塚周夫の超一流声優陣の夢のような吹き替えが楽しめるのだ。
彼らはルパン三世 ファーストTVシリーズで、それぞれ ルパン三世、銭形警部、石川五右衛門の声を担当されていた。
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もうこれはアルティメットの域を超えていると言っても過言ではない。
興味がある人は是非購入を勧めるし、買って絶対に後悔はさせないと断言出来る。~