ロボット残党兵 3―妄想戦記 (リュウコミックス)
何が何だか状況把握が難しい第参巻。秘密警察と対立する東機関が三船の脳を狙っていること、秘密警察司令長官 服部半蔵が超人複製計画によって誕生し、永久平和全人類機械化計画の実現に向けて動いていることなどは理解できた。活劇的な面白さでは、最後の零号水門基地への突入とその内部での戦闘シーンが秀逸。(途中で終わって続巻へ、となってしまったのが残念である。)
ロボット残党兵 2―妄想戦記 (リュウコミックス)
一部回想シーンでの登場を除いて三船は一旦後景に退き、山本五十六や大日本神民党、米軍機械化兵部隊など、新たな組織や人物が恐らく今後物語をふくらませていくであろうシーズとして登場してくる第二巻。
単に生身の人間世界の物語として描いたのであれば、物語にこれだけの重厚さは付与され得なかったであろう。その意味で、「機械化兵」という着想のもつ異化作用(効果)を巧みに操る作者の手練には脱帽する。
機械化軍隊
ターン制で進むシュミレーションではなく、リアルタイムで時間経過していくゲーム。刻一刻と変わる気の抜けない状況と、素早い判断と行動力が要求されます。
その性質上かもしれませんが、ゲームを途中で止めることができません。これは携帯ゲーム機としては致命的。ちょっとした移動の時間に気軽に進めようなど甘い考えは通用しません。その他、戦闘中にミッション確認ができない、全体画面で戦闘ユニットと工作ユニットの区別がつかない、簡易リセットがない。等のもう少し親切な部分があっても良かったと思います。
しかしながらそれでも面白い!まずはチュートリアルによってゲームに引き込まれます。ユニットも単純に強い弱いではなく、一長一短の能力なので人それぞれ好みが分かれると思います。また敵殲滅だけが勝利条件ではなく、防衛、採取、移動、救出と色々とあるので、状況、場面によって使うキャラが違うところも魅力です。加えて一度クリアしても違う陣営で遊べ、データベースコンプリートや隠しキャラもあるので何度も楽しませて頂きました。
最初の敷居はちょっと高いかもしれませんがやればやるほど奥が深く面白いゲームです。